| 性別 | 女性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 36歳 |
| 最終学歴 | 大学卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 10〜20年 |
| 転職経路 | 直接応募(企業HP等) |
| 利用した転職サービス | なし |
| 応募社数 | 2〜3社 |
| 転職活動の期間 | 1〜3か月 |
| 転職した年 | 2023年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 3(普通) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前理容・美容・エステ | 転職後医薬品・医療機器・医療系サービス |
| 職種 | 転職前販売・サービス・接客 | 転職後販売・サービス・接客 |
| 年収 | 転職前500〜600万円 | 転職後500〜600万円 |
| 雇用形態 | 転職前正社員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
エステから美容クリニックへ転職
私はエステティックサロンで10年働いていましたが、お客様の肌をもっと根本から改善したいという思いが強くなり、エステではできない施術ができる美容クリニックへの転職を考えるようになりました。
ちょうど同じ頃、給与体系の改定があり、このまま働き続けると年収が100万円ほど下がる見込みだとわかりました。これも、転職を決意する大きなきっかけになりました。
とはいえ10年働いた達成感もあり、転職活動を始める前に少しゆっくりしようと、1ヶ月ほど海外旅行に出てしまいました。これが今振り返ると失敗でした。
帰国する頃には貯金が底をつき、家賃も払えなくなるという焦りから、かなり切羽詰まった状態で転職活動をスタートすることになりました。
ハローワークで探した2院の面接
美容クリニックは大手の転職サイトにあまり求人が出ておらず、検索でクリニックを一つずつ調べたり、ハローワークで探したりしました。最終的に、ハローワークで紹介されたところと、自分で見つけたところの2院に応募し、面接を受けました。
1院目はリモート面接で、途中までは手応えを感じていました。ところが、この面接に落ちた場合、何が原因だったと思いますか、という質問に不意を突かれてパニックになってしまいました。
自分でも何を答えたのか覚えていないくらい、支離滅裂な返答をしてしまい、結果は不合格でした。
もう1院は対面での面接でした。事前に2枚の用紙にびっしり質問事項が書かれていて、それに全部回答した上で、その回答を見ながら面接をするという形式でした。
緊張していましたが、たまたま面接してくださった方が、私が以前働いていたエステサロンを利用したことがある方だとわかり、少し親近感が湧いてリラックスすることができました。
堅苦しい面接というより、簡単な質問と、働く上での心構えや条件についての説明が中心で、あっさりと終わりました。
焦りで内定を即決した反省

2日後に電話があり、内定をいただきました。生活費がカツカツだった私は、内定の嬉しさもあって、いつからでも行けます、とその場で即答してしまいました。
なんと内定のわずか2日後に初出勤するという、慌ただしい流れになりました。決め手は美容医療の施術ができることと、給与面の条件が良かったことです。
ただ、人間関係や実際の仕事内容は、入ってみないとわからないことばかりでした。あとから、切羽詰まった状態で決めてしまったのは良くなかった、と後悔した部分もあります。
見込み残業代のない働き方
給与面では、前職は見込み残業込みの給与だったため、どれだけ働いても月々の額はほとんど変わらず、コミッションはボーナスとして年に数回もらう形でした。転職先は営業時間外の残業代がすべてつく仕組みだったため、月々の給与自体は上がりました。
年収全体で見ると劇的に増えたわけではありません。ですが、あのまま前職にいれば100万円ほど下がっていたはずのことを考えると、今の方が確実に良い状態だと感じています。
このとき初めて、見込み残業代という仕組みに違和感を覚えました。今後もし転職することがあれば、見込み残業代が含まれている会社は避けようと心に決めました。
受付カウンセラーの仕事内容
転職先は美容外科クリニックで、職種は受付カウンセラーです。事務作業全般、接客、カウンセリングまで幅広く担当していて、覚えることが本当に多く、休みの日にも自宅でクリニックのホームページを見ながら治療内容を勉強する日々が数ヶ月続きました。
慣れないことだらけで、入職して1ヶ月も経たないうちに辞めたいと思ったこともありました。それでも、今は何もわからないから大変なだけ。1年経ってできることが増えても辞めたくなったら、そのとき辞めよう、と自分に言い聞かせ、毎日ストレスを抱えながらも働き続けました。
少しずつできることが増え、頑張った分は給与にも反映されるようになり、なんとか仕事が回るようになって、今も継続して働いています。
美容外科なので、格安で自分自身も美容医療を受けられるのは、この仕事ならではの魅力だと感じています。
クレーム対応で感じた悩み
今振り返ると、受付カウンセラーという仕事は、正直なところ自分にはあまり向いていなかったのかもしれないと感じています。理由は、私の職種では契約やカウンセリングは自分が担当しますが、実際の施術は医師や看護師が行うため、自分自身の手で施術することができないからです。
そのため、施術の結果にご満足いただけなかった患者様からのクレームは、施術者ではなく契約を担当したカウンセラーである私が、矢面に立って対応することになります。
自分自身が施術していれば、もっと真摯に、納得いただけるまで対応できるのではないか、というもどかしさを感じる場面が多く、これが今の仕事における一番の悩みです。
思い込みで判断しない大切さ
転職活動中には、こんな出来事もありました。ハローワークの求人票に急募と書かれているのを見て、そんなに人が辞めるほど大変な職場なのだろうか、と不安になったのです。
知り合いにこのクリニックを知っているか聞いてみたところ、お客さんとして行ったことがあるけど、特に問題なさそうだったよ、と言われ、一旦は安心しました。
ところが後になって詳しく聞くと、それは同じビルに入っている名前の似た別のクリニックのことで、まったくの別物だったのです。
すべてを鵜呑みにしてしまった自分にも非はあります。ですが、転職活動中に得る情報は、思い込みで判断せずきちんと精査したほうがいいと、身をもって学びました。
焦って決めないという教訓
この経験を経て、また新しく挑戦したい目標が見えてきました。今はそこに向けて、少しずつ貯金をしながら頑張っているところです。
これから転職を考えている方に伝えたいのは、焦って決めない、ということです。私自身、生活費が底をついた焦りから、内定をもらったその場で即決してしまいました。
もう少し落ち着いて情報を集め、比較検討する時間を持てていれば、また違った選択もできたのではないかと思います。それでも、今のクリニックで得た経験や、見込み残業のない働き方に出会えたことは、私にとって確かなプラスになりました。
あわせて読みたい転職の体験談

見込み残業代とは?求人票の内訳の見方
この記事は、給料が下がる見込みをきっかけに、美容クリニックへ転職した女性の体験談です。ご本人は、どれだけ働いても月々の額が変わらない前職の給料に違和感を覚えました。
この違和感のもとが、見込み残業代です。固定残業代とも呼びますが、これは毎月決まった時間の残業を義務づけるものではありません。あらかじめ決めた時間分の残業代を、給料に先に含めて払う仕組みです。
まず知っておきたいのは、残業がゼロの月でも、その分は満額もらえます。決められた時間まで残業しなくても、給料が減ることはありません。
もう一つ大事なのが、決めた時間を超えて残業したときの扱いです。超えた分は、会社が別に残業代を払うのが決まりです。これを払わない会社は、法律に違反します。
これから転職する方は、求人票の月給の総額だけでなく、内訳も確認してください。基本給と見込み残業代を分けて見ると、実際の基本給がわかるからです。
たとえば同じ月給25万円でも、見込み残業代が多いほど、基本給は低くなります。基本給はボーナスや昇給のもとになることが多く、基本給が低いと、ボーナスや昇給の額も小さくなりやすいのです。
面接や書面では、見込み残業が何時間分か、その時間を超えた分は別に払われるかを確かめてください。この二つにはっきり答えられる会社は、残業代を正しく払っているといえるでしょう。ご本人は働き始めてからこの仕組みに気づきましたが、応募の段階で内訳まで確かめておけば、入社後に給料の思いちがいを防ぎやすくなります。
まとめ
エステで10年働いた女性が、美容クリニックの受付カウンセラーへ転職した体験談でした。給料が下がる見込みになったことと、お客様の肌をもっと根本から良くしたいという思いから、転職を決めました。
帰国後に貯金が尽き、焦って内定をその場で決めてしまいました。覚えることの多さに苦労しながらも、今も同じクリニックで働いています。
年収は大きくは変わらず、残業代がすべてつく働き方に変わりました。ご本人は、この経験を次の目標につながるものとして前向きにとらえています。
