| 性別 | 男性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 29歳 |
| 最終学歴 | 大学卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 5〜10年 |
| 転職経路 | 転職エージェント |
| 利用した転職サービス | doda |
| 応募社数 | 11社以上 |
| 転職活動の期間 | 3〜6か月 |
| 転職した年 | 2026年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 2(不満) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前小売 | 転職後IT・通信 |
| 職種 | 転職前管理・事務・スーパーバイザー | 転職後管理・事務・スーパーバイザー |
| 年収 | 転職前500〜600万円 | 転職後400〜500万円 |
| 雇用形態 | 転職前正社員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
パワハラと年功序列で転職を決意
はじめての転職活動は、前職の職場環境に強いストレスを感じたことがきっかけでした。特に先輩社員からのパワハラが続き、上司に相談しても改善されず、出社するだけで気持ちが重くなる日々でした。
業務も年功序列で固定され、ジョブローテーションもなく、同じ仕事を繰り返す毎日の中で「このままでは成長できない」という不安が募っていきました。さらに、地元ではなくいつか東京の会社で働きたいという思いもあり、環境を変えたい気持ちが強くなりました。
ストレスは限界に達し、眠れない日が続き、精神科で睡眠薬を処方してもらうほどになりました。「もう限界だ」と感じ、評価面談のタイミングで退職を決意しました。引き止めはほとんどなく、引継ぎと有休消化を経て昨年11月に退職しました。
経理職を軸にした転職活動
退職後、本格的に転職活動を始めました。前職でも経理を担当しており、次も経理職でキャリアを積みたいと考えたため、経理職希望・希望業界は問わずという形を軸に活動しました。
在職中にも転職活動をしていましたが、残業の多さや有休の取りづらさから思うように進められず、退職後にようやく本格的に動けるようになりました。当初は転職エージェントを使わず、求人サイトから直接応募していましたが、希望条件の企業からは内定を得られず苦戦しました。
dodaのアドバイザーを利用
そこで、転職サイトの専任キャリアアドバイザーを利用することにしました。いくつか試した中で、最も親身に対応してくれ、書類通過率が高いdodaを選びました。
しかし、始めたばかりの頃は書類選考がほとんど通らず、無職での活動が不利に働いていることを痛感しました。経理は人気が高く、募集人数も少ないため、狭き門だったことも影響していたと思います。
それでも、アドバイザーの添削やサポートのおかげで徐々に書類選考が通るようになり、模擬面接を重ねることで一次面接を突破できる企業も出てきました。最初に内定をもらったのはアパレルブランドの経理職でしたが、希望年収を下回っていたため辞退しました。

オファー面談をせず内定を承諾
退職から3か月が経ち、精神的にも焦りが強くなっていた頃、現在の会社から内定をいただきました。面接官の印象が良かったこと、これ以上転職活動を続けるのが精神的にも経済的にも厳しかったことから、オファー面談をせずに承諾しました。
今思えば、もう少し慎重に判断すべきだったと感じています。
その会社を選んだ理由は、大手企業の子会社で安定していそうだったこと、リモートワークが可能だったこと、そして求人票に連結決算業務に携われると書かれており、スキルアップにつながると感じたことでした。念願だった東京の会社でもありました。
入社後に感じた求人票とのギャップ
しかし入社後は、聞いていた内容と異なる点が多く、大きなギャップを感じました。配属予定だった経理課長は体調不良で休職し、その後異動になりました。
ベテランの派遣社員2名が退職し、同時期入社の派遣社員も2週間で退職。代わりに派遣社員3名と正社員1名が入社し、部署はほぼ新人だけになりました。業務内容も求人票と異なり、希望していた仕事は後から入社した中途社員が担当し、私は派遣社員でもできるような業務を任されています。
年収も想定より下がりました。残業がほとんどなく、残業代がつかなかったためです。福利厚生も前職より劣ります。ただし、主任待遇で採用された点は評価しており、責任感を持って働けています。
IT業界の経理職として働く現在
現在はソフトウェア開発・保守運用会社の経理職として、伝票入力、現金管理、買掛金管理などを担当しています。異なる業界で働くことで知識が増え、視野が広がった点は大きな収穫です。
一方で、給与が下がったことで生活は厳しくなり、一人暮らしを始めたこともあって節約が欠かせません。人間関係の悩みも完全にはなくならず、転職すればすべて解決するわけではないと実感しています。
無職での転職活動で痛感した教訓
最後に、これから転職を考えている方へ伝えたいことがあります。まず、転職エージェントを100%信用しないこと。紹介料目的の対応をする人もいます。
次に、オファー面談は必ず行い、実際の業務内容や職場の雰囲気を確認すること。そして、転職先を決めてから退職することです。無職での転職活動は精神的にも不利になる場面が多く、計画的に進めることが大切だと痛感しました。
あわせて読みたい転職の体験談


退職前と退職後、転職活動はどちらがよいか
これは20代の男性が、小売業の経理からIT業界の経理へ移った体験談です。ご本人は在職中から転職活動を始め、退職後に本格化させました。無職の期間が続いたことが焦りにつながりました。
働きながら次の仕事を探すか、辞めてから探すかは、多くの人が迷うところです。どちらにも良い面と難しい面があります。在職中に探す場合は、給料が入り続けるので生活の心配がありません。その代わり、平日の面接に時間を合わせにくいことが難点です。
辞めてから探す場合は、時間に余裕ができます。ただし収入が止まります。会社の健康保険や厚生年金から、国民健康保険や国民年金へ切り替える手続きも必要です。退職後14日以内が目安なので、忘れないようにしてください。
もう一つ知っておきたいのが、辞めてからの期間の長さです。仕事から離れている期間が長くなると、面接でその理由を聞かれ、選考で不利になることがあります。なお、辞めてから探すなら、生活費を数か月分ためておくと安心です。手元のお金に余裕があれば、焦って転職先の条件を妥協せずにすむでしょう。
オファー面談で入社前に条件を確かめる
ご本人はオファー面談を受けずに内定を承諾し、入社後に仕事内容や年収の食い違いが出ました。オファー面談は、内定が出たあとに会社と応募者が労働条件や仕事内容をすり合わせる場です。合否とは関係ないので、聞きにくかったことを確認できる機会になります。
ここで大事なのが、内定を承諾する前に確かめておくことです。承諾する前なら、年収や入社日について交渉できます。いったん承諾したあとは、条件の交渉は難しくなります。譲れない点がある場合、承諾する前に伝えてください。
労働条件については、会社が渡す労働条件通知書という書面があります。会社には、仕事内容や給料、労働時間などを明示する義務が法律で定められています。求人票や労働条件通知書は口約束と違い、書かれた内容が記録として残ります。
過去の裁判例では、特別な事情がない限り、求人票に書かれた条件が労働契約の内容になると判断されています。だからこそ、担当する仕事や給料の内訳は口頭の説明だけで済ませないことです。あいまいな点は書面で見せてもらい、自分で聞きにくければ、エージェント経由で代わりに確認してもらいましょう。
まとめ
これは、パワハラや年功序列への不安から会社を辞め、経理職として次の職場を探した男性の転職の体験談です。dodaのアドバイザーの支援を受けながら書類選考や面接を重ね、大手企業の子会社への転職に踏み出しました。
入社後は求人票との違いや年収の変化に直面しつつ、現在はIT業界の経理職として働いています。転職ですべてが解決するわけではないと、ご本人が自分の働き方を見つめ直すきっかけになりました。
