| 性別 | 男性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 26歳 |
| 最終学歴 | 高校卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 5〜10年 |
| 転職経路 | 転職サイト・スカウト |
| 利用した転職サービス | インディード |
| 応募社数 | 11社以上 |
| 転職活動の期間 | 3〜6か月 |
| 転職した年 | 2026年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 4(満足) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前公社・官公庁・学校・研究施設 | 転職後IT・通信 |
| 職種 | 転職前公務員 | 転職後ITエンジニア・Web・ゲーム |
| 年収 | 転職前500〜600万円 | 転職後400〜500万円 |
| 雇用形態 | 転職前公務員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
公務員から民間企業へ転職を決めた理由
公務員って安定してるし、わざわざ辞める必要なくない? 転職を考え始めた頃、周囲からそう言われたこともありますし、自分自身も何度もそう思いました。それでも最終的には、20代で約8年間勤めた地方自治体を退職し、民間企業へ転職することを決めました。
しかも、年収は下がります。安定を手放して、年収まで下げて、それでも転職する。
こう書くと、かなり思い切ったことをしたように見えますが、実際には決断するまでかなり悩みました。今回は、そんな私の転職活動について、できるだけ正直に書いてみます。
行政の仕事で感じた限界と挑戦したい気持ち
私は新卒で地方自治体に入り、窓口業務や住民向けの行政サービス、内部事務、地域に関する業務など、いくつかの仕事を経験しました。
公務員の仕事は、決して悪いものではありませんでした。むしろ若いうちからいろいろな仕事を経験させてもらい、人と関わりながら物事を進める力や、関係者と調整する力はかなり身についたと思います。
一方で、仕事をしていくうちに、もっと自分で考えて、作ったものを世の中に出す仕事がしたいと思うようになりました。特に興味を持つようになったのが、Webや情報発信、コンテンツ制作、地域に関わる仕事です。
行政の仕事でも情報発信に関わる機会はありましたが、どうしても決められたルールの中で正確に進める部分が大きくなります。もちろんそれも重要なのですが、私は次第に、自分のアイデアをもっと自由に形にしてみたいと思うようになりました。
ただ、そこで問題になるのが、公務員から民間企業へ転職して、本当にやっていけるのか?ということです。特に20代後半になると、今辞めたらもったいないのでは?という気持ちもかなりありました。
安定した給与、賞与、福利厚生。今まで積み上げてきたものを、全部置いていくことになるからです。正直、かなり怖かったです。
転職エージェント2社で市場価値を確認
転職活動を始めるにあたって、いきなり大量の求人に応募したわけではありません。まず気になったのが、そもそも自分の経験や能力って、民間企業ではどれくらい評価されるんだろう?ということでした。
公務員として長く働いていると、どうしても自分の経験を公務員の仕事としてしか見られなくなります。そこで転職エージェントを2社利用して、これまでの経験やスキルを伝え、どのような業界・職種なら可能性があるのかを調べました。
担当の方と話してみると、自分では普通にやってきたことだと思っていた経験が、意外と別の仕事でも使えることが分かりました。人との調整、複数の関係者とのやり取り、資料作成、情報発信。企画やイベントの準備、Web上でのコンテンツ作成。
こうした経験を一つずつ整理していくと、思っていたより自分にも選択肢があるのかもしれない、と思えるようになりました。エージェントから紹介された求人を見ながら、狙えそうな仕事や、やってみたい仕事の方向性も徐々に見えてきました。
ただ、最終的に私が転職先を見つけた方法は、まさかの自力でした。
転職先はインディード(Indeed)で発見
2社のエージェントで自分の市場価値や可能性をある程度把握したあとも、求人を見ること自体は続けていました。そして最終的に転職先を見つけたのが、インディード(Indeed)です。
結局そこかい! という感じですが、本当にそうでした(笑)。エージェントから紹介された求人だけに絞らず、自分でも求人サイトを眺めていたのが良かったのだと思います。
この会社、仕事内容がかなり自分のやりたいことに近いな、と思える求人を見つけました。Web関連の仕事でありながら、これまでの経験も活かせそう。さらに、地域に関わる仕事でもある。
これなら今までやってきたことも無駄にならないし、新しいことにも挑戦できるかもしれない。そう思い、応募しました。
転職エージェントを使ったことで、自分がどんな仕事を狙えるのかを知ることができ、最後は自分で求人を探した。結果的に、この流れが自分には合っていたと思います。
公務員経験を活かす面接対策
面接対策では、まず自分の経験をどう伝えるかをかなり整理しました。公務員時代の仕事をただ並べるのではなく、その仕事で何を考えたのか、どう工夫したのか、どんなことを身につけたのかを説明できるようにしました。
そして面接に対して一番意識していたのは、面接は自分を売る場所だということです。ただ、私はもともと人と話すこと自体は好きなほうなので、絶対に完璧に答えないといけないと考えすぎないようにしました。
もちろん緊張はします。面接官を前にすると、普段なら普通に話せることでも、今の言い方変じゃなかったかな? もっと上手く答えればよかった! と思うこともあります。
それでも、自分のことを知ってもらって、もしご縁があれば入社できる、くらいのスタンスで臨むようにしました。
企業側にもこの人と働きたいかを判断してもらうわけですから、こちらもこの会社で働きたいかを見る。一方的に評価されるだけではなく、お互いに相性を確認する場だと考えると、少し気持ちが楽になりました。
なぜ安定した公務員を辞めるのかへの答え方
面接では、やはりなぜ安定した公務員を辞めるのですか?という質問がポイントになりました。これは想定していたので、公務員が嫌だから辞めるではなく、これまでの経験を活かしながら、今後はよりWebや情報発信に近い仕事に挑戦したい、という形で説明するようにしました。
また転職先についても、仕事内容が面白そうというだけではなく、自分の経験を活かせそう、新しいスキルを身につけられそう、これまでとは違う環境で成長できそう、という部分を具体的に話しました。最終的には、無事に内定をいただくことができました。

転職先はWeb制作・地域に関わる民間企業
転職先は、Web制作や地域に関わる事業を行っている民間企業です。仕事内容としては、Webサイトの運営やページ制作、情報発信など、これまで興味を持っていた分野に関わる仕事です。
完全な未経験というわけではありませんが、本格的に民間企業でWeb関連の仕事をするのは初めて。当然、不安はあります。
公務員として身につけた経験がどこまで通用するのか。民間企業のスピードについていけるのか。そもそもWebの仕事をちゃんと覚えられるのか。考え始めるとキリがありません。
それでもこの会社を選んだ一番の理由は、今までの経験を活かしながら、新しい分野に挑戦できそうと感じたからです。せっかく転職するなら、前職の延長線上だけではなく、少し違う世界に飛び込んでみたい。20代なら、多少の失敗をしてもやり直せる。そう考えるようになりました。
転職で年収は540万円から400万円前後に
年収は、転職を考えている人にとって一番気になるところかもしれません。結論から言うと、私の場合は年収が下がります。前職では年収約540万円でしたが、転職後はおおよそ400万円前後になる見込みです。
約140万円の差。数字だけを見ると、めちゃくちゃ下がってるやん、という感じです。実際、内定条件を見たときは私も、……本当にこれでいいのか?と思いました。
ただ、最終的には納得して転職を決めました。もちろん、お金がどうでもいいわけではありません。140万円は普通に大きいですし、毎月の生活費を考えれば、簡単に無視できる金額ではありません。
それでも、20代のうちに自分がやってみたい仕事に挑戦することに価値を感じました。今の年収を維持することだけを優先して、何年後かにあのとき挑戦しておけばよかったと思うほうが、自分にとっては後悔が大きい気がしたからです。
転職してよかったと感じている今の気持ち
転職した結果については、今のところ転職してよかったと感じています。もちろん、まだ入社して間もないので、これからどうなるかは分かりません。新しい仕事を覚える必要がありますし、前職とは仕事の進め方もかなり違います。
ただ、今のところ職場の環境について悪い印象はありません。人間関係も良好で、これから仕事を覚えていくことに集中できそうだと感じています。
また、意外と安心したのが、休みについては大きく変わらなかったことです。民間企業になったら休みも減るのでは?と思っていましたが、休日面については以前と大きく変わっていません。
そのため、年収は下がったけど、生活そのものが全部悪くなったわけではない、というのが現時点での正直な感想です。
一方で、後悔が全くないかと言われると、そこはまだ分かりません。年収が約140万円下がったことは事実ですし、これから仕事が忙しくなったときに、前の仕事のほうがよかったかも……と思う可能性もゼロではありません。
ただ、今のところは、やってみたい仕事に挑戦できたという気持ちのほうが大きいです。
公務員の経験は民間企業でも活かせた
転職活動を始める前の私は、公務員から民間企業への転職は難しいと思っていました。確かに簡単ではありませんでした。特に、自分の経験を民間企業でどう活かせるのかを言語化するのには苦労しました。
でも実際に転職活動をしてみると、公務員だから何もできないということはありませんでした。むしろ、当たり前だと思っていた経験の中にも、他の仕事で活かせるものが意外とたくさんありました。
調整する力、相手の話を聞く力、期限までに仕事を終わらせる力。複数の関係者とやり取りする力、資料をまとめる力。そして、トラブルが起きたときに何とかする力。最後のやつは、どんな仕事でも意外と強いかもしれません(笑)。
そして、転職活動をして一番良かったと思うのは、自分の経験が外の世界でどのように評価されるのかを知れたことです。
最初から自分一人で全部判断するのではなく、2社のエージェントに相談して市場価値を確認し、そのうえで求人を探しました。そうすることで、自分の可能性を少し客観的に見ることができました。
その結果、最後は自分で見つけた求人に応募して、転職することができました。
公務員を辞めるのは失敗ではない
公務員を辞めることについては、今でも本当にこれでよかったのかなと思う瞬間はあります。
ただ、転職を決めた今は、一度くらい自分がやってみたいと思ったことに振り切ってみてもいいんじゃないか、と思っています。安定を捨てるのは怖いです。年収が下がるのも怖いです。新しい仕事についていけるかも分かりません。
それでも、20代で一歩踏み出してみることにしました。転職が正解だったかどうかは、これから自分自身で作っていくものだと思っています。
もし今、公務員からの転職を考えている人がいたら、公務員を辞める=失敗ではないと思います。もちろん、辞めないという選択も正解です。大事なのは、なぜ辞めたいのか、次に何をしたいのか、年収が変わっても本当に納得できるのか。それを、自分自身で考えて決めることです。
私自身も、まだ新しいスタートラインに立ったばかりです。数年後にこの記事を読み返して、いやー、あのとき思い切ったな(笑)と思えるような転職にできればと思っています。
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公務員の経験を会社に伝わる言葉に言い換える
この体験談は、20代の男性が公務員から民間企業へ転職した体験談です。ご本人は、自分の経験を民間企業でどう活かせるか、言葉にするのに苦労したと書いています。公務員から民間企業への転職では、大事なポイントが二つあります。
一つ目は、これまでの経験を、会社の人に伝わる言葉で説明することです。役所で使う言葉を職務経歴書にそのまま書いても、採用担当者には仕事の中身が伝わりません。たとえば窓口業務は、住民からの問い合わせに答え、制度を説明する仕事と書き直します。庁内調整は、関係する部署と話し合って仕事を前に進める役目、と言い換えられます。
そこに数字を加えると、さらに伝わりやすくなります。1日に平均10件の相談に対応した、と書けば仕事の量が伝わりますし、担当した予算や一緒に働いた人数、その仕事を続けた年数も数字にできます。
二つ目は、辞める理由と、その会社を選んだ理由を、セットで前向きに話すことです。辞める理由だけを話すと、不満をかかえた人に見えてしまいます。両方がそろうと話に一貫性が出て、課題に気づいて次の勤め先を選んだ人、という筋の通った印象になります。
公務員は安定志向で変化に弱い、という思いこみを持たれることもあります。前向きな志望動機は、その思いこみを打ち消す助けにもなります。
まとめ
20代で公務員を辞め、民間企業に移った男性の体験談です。はじめにエージェントへ相談し、自分がどんな仕事に応募できるのかを知りました。そのあと、インディードで自分に合う求人を見つけて申し込みました。年収は下がりましたが、やりたかった仕事を選びました。今は新しい職場で働きながら、少しずつ仕事に慣れているところです。
