| 性別 | 男性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 35歳 |
| 最終学歴 | 大学卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 10〜20年 |
| 転職経路 | 転職サイト・スカウト |
| 利用した転職サービス | マイナビ転職 |
| 応募社数 | 2〜3社 |
| 転職活動の期間 | 6か月〜1年 |
| 転職した年 | 2025年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 2(不満) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前公社・官公庁・学校・研究施設 | 転職後金融 |
| 職種 | 転職前公務員 | 転職後営業 |
| 年収 | 転職前800〜1000万円 | 転職後500〜600万円 |
| 雇用形態 | 転職前公務員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
警察官から転職を決意した理由
「今より家族との時間を増やしたい」
そう思って、転職を考えている方も多いのではないでしょうか。私自身、まさにそれが転職を決意した大きな理由でした。
私は前職で警察官として働いていました。交通課の係長として、許認可業務や交通指導取締、交通事故処理、各種事件対応など、幅広い分野の仕事に従事していました。
仕事にはやりがいを感じていましたし、安定した収入にも満足していました。しかし、勤務が忙しく時間も不規則だったため、家族とゆっくり過ごす時間を十分に確保できませんでした。
「このまま仕事中心の生活を続けていていいのだろうか」
子どもと過ごせる時間は限られています。そう考えるようになり、もっと家族との時間を大切にできる働き方をしたいと思い、転職活動を始めました。
マイナビ転職のスカウトで面談へ
転職活動のスタートは、マイナビ転職への登録でした。登録後、現在の勤務先からオファーをいただいたことがきっかけで会社に興味を持ち、面談を受けることになりました。
仕事内容や働き方について話を聞く中で、特に魅力を感じたのが自分でスケジュールを決められるという点です。前職では、自分の都合だけで勤務時間を決めることはできませんでした。
そのため、自分で予定を組み立てながら働ける環境なら、仕事と家庭を両立しやすくなるのではないかと考えました。
「これなら、今までより家族との時間を作れるかもしれない」
そう期待して、転職を決意しました。
面接で印象に残った想定外の質問
面接に向けては、志望動機はもちろん、入社したら何をしたいのか、将来どのようなキャリアを築いていきたいのかについて、自分の言葉で話せるように準備しました。ただ、今でも印象に残っている質問があります。
「当社は社会的にどのような役割を担っていると思いますか?また、その理由は何ですか?」
この質問は想定していませんでした。当時はうまく答えることができず、面接が終わってから「普通に考えればわかることじゃないか(汗)。どんだけテンパってたんだよ(笑)」と反省しました。
今振り返ってみると、企業の仕事内容だけではなく、その会社が社会の中でどんな役割を果たしているのかまで考えておくことは、転職活動において大切だったと感じています。
保険会社の営業職に転職した現実

現在は金融業界、保険会社の営業職として働いています。生命保険や医療保険、がん保険など、さまざまな保険商品の見直しから提案までを担当しています。
基本的には、自分で訪問先を決め、お客様に対して商品の提案を行います。契約をお預かりする段階になると、手続きの準備などのために会社で作業する時間も増えます。
転職前に魅力を感じていたのは、やはり自分でスケジュールを決められることでした。
「今日はこの時間に仕事をして、ここは家族との時間にしよう」
そんな働き方ができると思っていました。一方で、現在の会社は完全歩合制です。そのため、初年度の年収は前職より下がることを想定していました。
収入が安定しないことへの不安も、もちろんありました。そして、実際に働いてみて初めて気づいたことがあります。時間を自由に使えることと、自由な時間を持てることは、同じではない。ということです。
完全歩合制で家族との時間が減少
自分でスケジュールを決められるからこそ、「もっと仕事をしなければ収入が増えない」という気持ちが強くなりました。平日だけでは足りないと思えば、休日にも仕事をする。
家族と出かけていても、「この時間に仕事ができたのではないか」と考えてしまう。せっかく休日になっても、頭の中から仕事が離れません。
転職後は前職と比べ、長時間の拘束や当直勤務はなくなりました。しかし個人営業のため土日祝日の面談が多く、週末を家族と一緒に過ごせないことが多いのです。
かといって土日の面談をなくせば、契約をお預かりできず収入が減ってしまいます。完全歩合制なので面談を減らせず、仕事と家族を天秤にかけているような感覚が、日々のストレスの原因になっています。
気がつけば、前職で感じていた家族との時間が取れないという悩みを、転職後も抱えていました。
転職を後悔した一番の理由
転職によって働き方は大きく変わりました。自分でスケジュールを決められるという点は、間違いなく良かったところです。しかし、私自身の転職について言えば、結論としては後悔しています。
一番の理由は、家族との時間を増やすという転職前の目的を達成できなかったからです。
前職では、仕事が忙しくて家族との時間が取れませんでした。だからこそ、もっと自由に働ける仕事なら、家族との時間を増やせると考えていました。
ところが、転職後は収入への不安から、今度は自分自身が仕事をしなければという気持ちに追われるようになりました。結果として、土日も仕事をすることが増え、家族と過ごす時間を十分に確保できていません。
「何のために転職したのだろう」と思ってしまうこともあります。
転職前に生活まで想像すべき理由
この経験から、これから転職を考えている方に伝えたいことがあります。求人を探すとき、年収や仕事内容、休日、勤務時間だけで判断するのではなく、その仕事をした結果、自分の生活がどう変わるのかまで考えてみてください。
例えば、自由に働けると書いてあったら、一歩踏み込んで考えてみることです。
「本当に自由な時間が増えるのか?」
「収入を維持するために、結局長時間働くことにならないか?」
「休日は本当に仕事から離れられるのか?」
私も転職前に、そこまで具体的に自分の生活を想像できていれば、違った選択をしていたかもしれません。転職は、仕事内容や会社を変えるだけではありません。
毎日の過ごし方や家族との時間、自分自身の心の余裕まで変える可能性があります。だからこそ、どんな仕事をしたいかだけではなく、どんな生活を送りたいのか、ということから逆算して仕事を選ぶことも大切なのだと思います。
私の場合、転職の目的は家族との時間を増やすことでした。その目的を忘れずに仕事を選ぶこと。
これから転職する方には、ぜひ一度立ち止まって、自分は何のために転職するのかを考えてみてほしいと思います。
あわせて読みたい転職の体験談

継続手数料が積み上がるまでの数年
この体験談は、30代男性が公務員から保険の営業職へ移った転職の記録です。収入が不安で土日も面談を入れてしまう。この苦しさには理由があります。
生命保険の完全歩合制の収入は、2種類に分かれます。契約が取れたときに入る初年度の手数料と、契約が続くかぎり毎年入る継続手数料です。
働き始めは契約が少なく、継続手数料はほとんどありません。だから新規の契約を取り続けないと、その月の収入がありません。新規の契約を増やすためには、平日だけでは足りず、ご本人のように土日も面談で埋めることになってしまいます。
これは完全歩合制の営業を始めた人が、最初の数年でぶつかりやすい壁です。収入が安定してくるのは、契約件数が積み上がり、継続手数料が増えてからです。新規の契約が少ない月でも収入が入るので、土日の予定を無理に埋めなくてよくなります。
完全歩合制の営業に転職するなら、最初の数年は土日も働く覚悟が必要かもしれません。
まとめ
家族との時間を増やしたい。その思いから、ご本人は自分で予定を組める働き方を選びました。時間の裁量は手に入りましたが、休日も仕事から離れられず、当初の目的は叶いませんでした。
何のために転職するのか。それを見失わないことの大切さが伝わる体験談です。
