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27歳で小売業から公共インフラ企業の事務職へ|残業激減も年収ダウン

27歳で小売業から公共インフラ企業の事務職へ|残業激減と年収ダウン
体験者プロフィール
性別男性
転職時の年齢27歳
最終学歴大学卒業
転職前の勤続年数3〜5年
転職経路転職エージェント
利用した転職サービスマイナビ転職
応募社数11社以上
転職活動の期間1〜3か月
転職した年2026年
総合満足度★★★★★ 3(普通)
転職前 転職後
業種 転職前小売 転職後公社・官公庁・学校・研究施設
職種 転職前管理・事務・スーパーバイザー 転職後企画・マーケティング・経営企画
年収 転職前600〜800万円 転職後400〜500万円
雇用形態 転職前正社員 転職後正社員

※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです

目次

ノルマと24時間対応に追われた前職

前職は大手小売業のフランチャイズ加盟店に、経営指導をする仕事をしていた。精神的なストレスが非常に大きかった。業務量が多く、ある程度の仕事をこなすには休日出勤も珍しくなかった。

販売ノルマや予約ノルマなど、自分の実力だけではどうにもできない目標を常に追い続けなければならず、数字に追われる毎日だった。また職場には詰める文化やトップダウンの風土があり、会議のたびに強い緊張感があった。

毎朝起きるだけで憂鬱になり、本部と加盟店の板挟みに苦しむことも多かった。最も辛かったのは、仕事から完全に離れられないことだ。

24時間365日いつ連絡が来るかわからないため、休日でも心が休まらない。旅行中であってもトラブルが起きれば対応しなければならず、遠出をすることにすら不安を感じていた。

勤務時間も長かった。早く帰れて21時、基本的には23時近くまで働くことが多かった。休みが十分に取れず、家庭が崩れてしまった人もいた。

さらに全国転勤の可能性もあった。このまま働き続けた先の人生が想像できなくなったことが、転職を決意した最大の理由である。

マイナビ転職で見つけた長く働ける環境

転職活動では、長く働ける環境を最優先に考えた。もともと公共性の高い仕事に興味があり、社会インフラを支える仕事に携わりたいという思いがあった。

また性格的に、数字やノルマに追われる働き方よりも、コツコツ積み上げる仕事の方が自分に合っていると感じた。現在の会社では事務系総合職として、人事や総務などのコーポレート業務に携わる可能性もある。将来的なキャリアの幅も比較的広いと感じた。

求人はマイナビ転職を眺めていた際に、偶然見つけた。残業が少なく、プライベートの時間確保だけでなく、将来の資格勉強など自己研鑽できる時間も確保できそうな点に魅力を感じて応募した。

転職エージェントの紹介がミスマッチだった

現職と並行しながら進める時間と体力、そして自分の希望と合う求人を探すことが難しかった。転職活動を始めたのは2025年の6月だ。最初は転職サイトに2社登録し、エージェントに任せておけば何とかなるだろうと考えていた。

求人探しから応募まで基本的にエージェント主導で進めてもらい、自分では深く求人を精査していなかった。7月頃からは週に1〜2回のペースで面接を受けるようになった。

しかし、紹介される求人の多くはベンチャー企業や物流業界の企業ばかりだった。もちろん悪い企業ではなかったが、自分が希望していたのは事務系の公務員に近い働き方ができる職場だ。仕事内容や働き方の価値観が、大きく異なっていた。

面接を重ねるたびに「何か違う」という感覚が強くなった。エージェントは求人件数を多く紹介してくれたものの、自分の希望とのマッチ度は高くなかった。結果として、面接のために時間を使っているにもかかわらず、入社したいと思える企業になかなか出会えなかった。

働きながら求人を自分で探す転職へ

また前職は業務量が非常に多く、仕事をしながら転職活動を進めること自体も大きな負担だった。平日の面接が中心の企業も多く、日程調整にも苦労した。

仕事終わりには疲れ切っていたが、その後に企業研究や面接対策を行わなければならず、体力的にも精神的にも余裕のない状態が続いた。最終的にはエージェント任せをやめ、自分で求人を探すスタイルへ切り替えて、今の会社の求人を見つけることができた。

ChatGPTを活用した面接対策

私はコロナ禍で就職活動をした世代のため、対面面接の経験がほとんどなかった。そこでまずは動画でノックの仕方や入退室のマナーを確認し、自宅で練習した。

質問対策にはChatGPTを活用した。想定質問を出してもらい、それに対する回答を考えることで、効率的に準備を進めることができた。時間が限られていたため非常に助かった。

また、自分が面接官なら何を聞くかを考えながら回答を作り、音読を繰り返した。実際の面接では「なぜ当社を選んだのか」「長所と短所」「後輩とのコミュニケーション方法」などを聞かれた。特別な質問はなく基本的な内容が中心で、ChatGPTで対策しておけば問題なかった。

公共インフラ企業へ転職して良かったこと

中途採用の内定通知書。総合職・月給22万円

現在は公共インフラ系企業の事務総合職として働いている。主な業務は、現場で働く社員のスキル向上を目的とした、研修計画の立案や教材作成である。現場を直接支える仕事ではないが、人材育成という形で携わっている。

最も大きな変化はプライベートの充実だ。残業はほとんどなく、有給も自由に取得できる。上司への過度な根回しも必要ないため、自分の予定に合わせて旅行や遊びの計画が立てられるようになった。

友人とゴルフに出かけたり、料理や洗濯などの家事をしたりする時間も増えた。仕事と私生活の切り替えができるようになり、常に仕事のことを考える生活から解放された。

職場の人間関係も穏やかで、精神的なストレスは全くない。また資格取得や投資の勉強など、自己研鑽に時間を使えるようになった。「生きている時間を自分でコントロールできている」という感覚は、前職では得られなかったものだ。

年収650万円から430万円への後悔

給与面は、もう少し考慮して転職活動すべきだったと反省している。前職では年収650万円だったが、現在は430万円程度だ。手取りベースでは、残業代込みで月22万円前後になる。

転職活動中は給与をあまり重視していなかった。しかし実際に収入が下がると、自由な時間は増えたものの、使えるお金が少ないという現実に直面した。少なくとも年収450万円以上は、条件として設定しておくべきだったと後悔している。

またキャリアパスも限定的だ。子会社という立場上、管理職ポストには限りがあり、昇進も年功序列色が強い。部長クラス以上を目指すのは、現実的に不可能である。

さらに前職は忙しすぎるほど忙しかったが、その分毎日が一瞬で過ぎていった。今の職場は時期によって仕事量が少なく、1日が長く感じることもある。

転職前に友人から絶対に物足りなく感じると言われていたが、まさにその通りだった。適度な忙しさや仕事の張り合いは、意外と重要なのだと気付かされた。

年収ダウンと時間の余裕を振り返って

転職によって時間と心の余裕は手に入れることができた。一方で、年収ダウンという大きな代償も支払った。「何から逃げたいのか」だけでなく、「何を失いたくないのか」もしっかり考慮して転職活動すれば完璧だったかもしれないが、それは後の祭りだ。

ワークライフバランスという意味では大成功だが、収入面ではもう少し慎重に考えるべきだった。現在は副業や資格取得に取り組みながら、収入アップを目指している。

本業で無理なく働きながら、自分の力で稼ぐ選択肢を増やしていく。ストレスなく前職と同じくらい稼げたら今のほうが完璧なので、頑張りたい。

高年収を手放したことに後悔が全くないと言えば嘘になる。それでも、毎朝憂鬱な気持ちで起きることがなくなり、休日に仕事の電話を恐れなくなった。今の生活を考えると、転職して良かったというのが今の結論である。

あわせて読みたい転職の体験談

編集部より

公務員系の事務職を希望したのに物流求人ばかり

27歳で小売業から公共インフラ系企業へ移った、男性の転職体験談です。ご本人が希望したのは公務員に近い事務職でしたが、紹介されたのは物流やベンチャーの求人ばかりでした。

なぜ希望とずれた求人が続くのでしょうか。エージェントは成功報酬型で、応募者の入社が決まるまで手数料が発生しません。

そのため担当者は、選考が通りやすい求人をすすめがちです。その求人が自分の希望と合わないと、ミスマッチな紹介が起きます。

大切なのは、希望する条件に自分の中で優先順位を決めておくことです。優先順位が決まっていれば、何を一番に扱ってほしいかを担当者へ迷わず伝えられます。

合わない求人を断るときは、その業界や働き方が希望とどう違うのかを添えてください。どこがずれているかが伝わると、次はより希望に近い求人を紹介してくれるでしょう。

担当者本人に言いにくければ、問い合わせフォームやメールから担当変更を申し出られます。ご本人の場合、自分でも求人を探したことが突破口になりました。

まとめ

数字やノルマに追われる働き方に区切りをつけ、ご本人は長く働ける環境を選びました。前職では、休日も仕事の連絡から逃れられない日々がありました。

転職後は残業が減った代わりに、年収は下がりました。今は副業や資格の勉強で、収入アップを目指しています。

時間とお金のどちらを優先するかを、あらためて考えさせられる体験談です。

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