| 性別 | 男性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 31歳 |
| 最終学歴 | 高校卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 5〜10年 |
| 転職経路 | 転職エージェント |
| 利用した転職サービス | フォースタートアップス |
| 応募社数 | 2〜3社 |
| 転職活動の期間 | 1〜3か月 |
| 転職した年 | 2023年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 5(とても満足) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前エネルギー(電力・ガス・石油など) | 転職後IT・通信 |
| 職種 | 転職前営業 | 転職後企画・マーケティング・経営企画 |
| 年収 | 転職前500〜600万円 | 転職後500〜600万円 |
| 雇用形態 | 転職前正社員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
電力会社の法人営業から転職を決意
転職を考えた一番大きな理由は、前職の仕事に創造的な要素が少ないと感じるようになったことでした。前職では大手電力会社で法人営業をしていました。正社員として長く働き、年収も500万円ほどあり、待遇面だけを見れば大きな不満があったわけではありません。
会社としての安定感もありましたし、周囲から見れば「そのまま働き続けてもいいのでは」と思われる環境だったと思います。ただ、自分の中では少しずつ違和感が大きくなっていました。
決められた仕事をきちんとこなすことはできても、自分で考えて新しいものをつくったり、事業そのものを動かしたりする余地が少なく、仕事をしていて面白さを感じにくくなっていたからです。
もちろん営業なので、お客様ごとに提案を考える場面はあります。それでも、もっと自分で考えたことを形にしたり、新しい事業やサービスに関わったりする仕事をしたいという気持ちが強くなりました。
フォースタートアップスで転職活動
31歳のときに本格的に転職活動を始めました。転職先探しではフォースタートアップスという転職エージェントを利用しました。
活動期間は約1か月で、応募した会社は3社ほどです。長期間にわたって大量に応募したというよりは、自分が本当に興味を持てる会社を絞って見ていました。
上司と同僚が同席した面接
その中で、最終的に入社した会社の面接は今でもかなり印象に残っています。一番大きかったのは、実際に入社後に上司になる方が面接に直接出てきてくれたことです。さらに、面接にはその上司だけでなく、後に自分の同僚になる方も同席していました。
そこで単に「仕事内容はこうです」「会社としてこういうことを目指しています」と説明されるだけではありませんでした。普段その上司とメンバーがどんな感じで仕事のやり取りをしているのか、仕事以外ではどんな会話をしているのか、といったかなり具体的な話までしてもらいました。
転職活動をしていると、求人票や面接ではどうしても仕事内容や条件に目が行きがちです。ただ、実際に働き始めると、一日のかなり長い時間を一緒に過ごすのは上司や同僚です。自分の場合、この面接を通じて「入社したらどんな空気感で働くのか」がかなり具体的に想像できました。
仕事内容そのものよりも、「この人となら一緒に仕事をしてもいいかもしれない」と思えたことが、最終的にその会社を選んだ一番大きな理由です。面接に向けては、自分がなぜ安定した会社を辞めたいのか、次の会社では何をしたいのかを自分なりに整理しました。
前職に大きな不満があるから辞める、という話ではありません。「もっと創造的な仕事がしたい」「新しい事業に関わりたい」という自分の意思を伝えることを意識していました。

IT・通信で新規事業・事業開発へ
2023年に転職し、転職後はIT・通信系の会社で、事業開発や新規事業に関わる仕事をするようになりました。
前職では法人営業が中心でしたが、転職後は営業だけではなく、企画を考えたり、新しいサービスをつくったり、社内外の関係者と調整しながら事業を前に進めたりする仕事が増えました。
年収は転職前のおよそ500万円から、転職後はおよそ550万円になりました。年収が大幅に上がった転職ではありませんが、自分の場合は年収アップだけが目的ではなかったため、この点には納得しています。
むしろ、やりたかった仕事に近づきながら年収も少し上がったので、転職直後の感覚としてはかなり前向きでした。
面接で感じた上司の印象は正解だった
実際に入社してみて良かったことは、面接で感じた上司の印象がほとんど変わらなかったことです。
面接のときに「この人となら働いてみたい」と思った感覚は間違っておらず、実際に仕事を始めてからも、とても良い上司だと感じました。
転職先を決める際に、仕事内容や会社の知名度だけではなく、誰と働くのかを重視したことは、自分にとって正解だったと思います。
フルリモート廃止という想定外
一方で、想定外だったこともあります。入社時はフルリモート勤務という条件で就職しました。自分としては、その働き方も含めて転職条件を判断していました。
ところが入社から約2年後、方針が変わり、本社への出勤が強く求められるようになりました。これは正直、転職時には想定していなかったことです。
仕事内容や人間関係には満足していても、会社の方針や勤務条件は後から変わる可能性があるのだと実感しました。
特にリモート勤務のように、自分の生活に大きく関わる条件については、今そうなっているというだけではなく、会社として今後もその制度を続ける考えなのかまで確認しておくことが大切だと思います。
転職の総合満足度と気づいた収穫
それでも、今回の転職に対する満足度を5段階でつけるなら、5のとても満足です。前職は安定していましたが、自分にとって仕事の面白さや成長実感が十分ではありませんでした。
転職したことで、より自分で考え、企画し、事業を動かす仕事に関われるようになりました。もちろん、転職すればすべてが理想通りになるわけではありません。実際、自分も勤務条件の変更という想定外の出来事を経験しました。
それでも、自分が何を大切にして働きたいのかが以前より明確になったことは大きな収穫でした。
転職で重視すべきは誰と働くか
これから転職する人に自分の経験から伝えるとすれば、求人票に書かれている仕事内容や年収だけでなく、面接の中で実際に誰と、どのように働くのかをできるだけ具体的に確認することをおすすめします。
自分の場合、面接で将来の上司と同僚が普段どのようにコミュニケーションを取っているのかまで聞けたことで、入社後の働き方をかなり具体的にイメージできました。
そして、そのときに感じた「この人たちとなら働けそう」という感覚は、実際に入社した後も大きく外れませんでした。
一方で、勤務場所やリモートワークなど、生活に直結する条件については、口頭での説明だけでなく、どの程度継続性がある制度なのかまで確認しておけばよかったと思っています。
自分にとってこの転職は、単に会社を変えたというより、安定しているかよりも、自分が面白いと思える仕事ができるか、一緒に働きたいと思える人がいるかを重視するようになった転機でした。
あわせて読みたい転職の体験談

フルリモート求人は入社後に出社へ変わる
これは31歳の男性が、電力会社の営業からIT・通信の会社へ転職した体験談です。ご本人は入社2年後に、フルリモートから出社を求められるという想定外を経験しました。
同じように、フルリモートと思って入社したのに、後から出社に変わる人は少なくありません。これは会社が約束を破ったとは限らず、就業場所の書き方によって起こります。
2024年4月から、入社時に会社が示す条件の書面に、新しい項目が加わりました。それは、働く場所が将来どこまで変わり得るかを示す項目という意味です。テレワークで働く場合は、それも就業場所として書かれます。
ここに会社の各拠点が含まれていれば、後から出社に切り替わっても契約どおりの扱いになります。今フルリモートでも、その働き方がずっと続くとは限りません。
だからこそ、入社を決める前にこの項目をしっかり確認することが大切です。働く場所が将来どこまで変わり得るか、その記載を確認してください。そこに支店や営業所、本社が入っていれば、出社に戻される可能性があります。
気になる場合は、リモート勤務を今後も続ける方針かを、面接から内定までの間に確認しておくと安心です。口頭で聞くだけでなく、書面の記載と食い違わないかも見比べてください。
近年は、いちど取り入れたリモート勤務をやめ、出社に戻す会社が増えています。働き方は、入社後に変わることが実際に起こり得ます。気になる条件ほど入る前に確かめておくと、あとで後悔しにくくなります。
まとめ
電力会社で営業をしていた男性が、31歳でIT・通信の会社へ移った転職でした。決められた仕事の多い環境を離れ、自分で考えて事業を動かす仕事に変わりました。
年収も少し上がり、やりたかった仕事に近づきました。何を大切に働きたいかがはっきり見えた、大きな転機でした。
