| 性別 | 男性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 46歳 |
| 最終学歴 | 専門学校卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 10〜20年 |
| 転職経路 | 転職エージェント |
| 利用した転職サービス | ごうぎんキャリアデザイン |
| 応募社数 | 11社以上 |
| 転職活動の期間 | 3〜6か月 |
| 転職した年 | 2026年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 4(満足) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前メーカー(機械・電気) | 転職後運輸・物流 |
| 職種 | 転職前管理・事務(人事・経理・総務・法務など) | 転職後管理・事務(人事・経理・総務・法務など) |
| 年収 | 転職前600〜800万円 | 転職後600〜800万円 |
| 雇用形態 | 転職前正社員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
転職を決意した理由
私は前職で約14年間勤務し、経理・総務部門の課長として実質的に管理部門全体を統括していました。仕事そのものにはやりがいを感じていましたが、会社の業績低迷が続き、賞与の減額を中心に実質年収が2年連続で下がっていました。
管理職という立場上、会社の経営状況を数字で把握する機会も多くありました。そのため「この状況は一時的なものではなく、今後も厳しい状況が続くだろう」と感じるようになりました。
また、経営トップへの信頼も以前ほど持てなくなりました。このまま働き続けても将来に希望を持てないと考え、転職を決意しました。
半年に及んだ転職活動
転職活動は約6か月間行いました。利用したサービスはリクルートエージェント、doda、JACリクルートメント、MS-Japan、ビズリーチ、ワークポート、ごうぎんキャリアデザインなどです。最終的には10社以上の転職エージェントと面談しました。
活動当初は、「その経歴なら十分戦えます」「必ず良い会社があります」と多くの担当者から励まされました。自分自身も前向きな気持ちでスタートしました。
しかし、現実は想像以上に厳しく、書類選考や面接で不採用が続きました。当初はこまめに連絡をくれていたエージェントも、不採用が続くにつれて徐々に連絡が減っていきました。「期待されなくなったのだろうか」と感じたこともあります。正直、少し寂しさや悔しさを感じました。
それでも転職活動をやめようと思ったことは一度もありませんでした。私はもともと諦めることが嫌いな性格です。自分の年齢を考えると、「今転職しなければ、数年後はもっと厳しくなる」という危機感もありました。だからこそ、不採用が続いても行動だけは止めないと決めていました。
職務経歴書の作成で見えた自分の強み
転職活動で特に苦労したのが職務経歴書の作成です。私は最初、どのような業務を担当してきたのかを中心に職務経歴書を書いていました。しかし、エージェントから「企業が知りたいのは担当業務ではなく、その仕事でどんな成果を出したかです」と指摘を受けました。
そこから職務経歴書を何度も書き直しました。これまで携わった仕事を一つひとつ振り返り、何を改善したのか、どんな課題を解決したのか、会社へどのような成果をもたらしたのかを、できる限り数字で表現するよう修正しました。
この作業は想像以上に大変でした。自分のこれまでのキャリアを棚卸しすることに、最も時間を費やした部分だったと思います。
しかし、この添削を受けたことで、自分では気付かなかった強みも再認識することができました。私が評価されていたのは経理だけではありませんでした。
人事・労務・総務まで含めたバックオフィス全般を経験してきたこと、属人化していた業務を仕組み化し、誰でも運用できる体制を構築してきたこと。さらに、その改善活動が社外表彰を受けた実績につながっていたことなどが、自分の市場価値として評価されていたのです。
エージェントからは「成長期にある企業ほど、管理部門を整備し、仕組みを作れる人材を求めています」と説明を受けました。それまで私は自分の経験を当たり前だと思っていました。しかし企業側の視点で見ると、それが大きな強みになることを初めて客観的に理解できました。
面接での気づき
面接でも反省点がありました。活動当初は退職理由を聞かれると、前職への不満を話しすぎてしまい、面接官へネガティブな印象を与えていたと思います。
しかし、「退職理由よりも、転職後に何を実現したいのかを伝えた方が良い」というアドバイスを受けてから変わりました。管理部門全体を改善したいという将来のビジョンを中心に話すようになり、面接での反応が明らかに変わりました。
第一志望の内定辞退と無職での葛藤
転職活動で最も印象に残っている出来事は、第一志望の企業から内定をいただいたことです。努力が報われたと本当に嬉しく思いました。
しかし、オファー面談で提示された条件と、自分が期待していた条件との間にギャップがありました。何度も悩みましたが、納得できないまま入社すれば必ず後悔すると考え、最終的に内定を辞退しました。
実は、その時点で私はすでに前職を退職していました。つまり、そこから先の転職活動は無職の状態です。第一志望を辞退した夜は、「もうこんな会社には出会えないかもしれない」と本気で思いました。
それ以上に大きかったのは、家族への責任でした。再就職できなければ家族に迷惑をかけてしまう。そのプレッシャーは、転職活動中で最も苦しかったことです。
それでも翌日には気持ちを切り替えました。落ち込んでいる時間があるなら行動しようと考え、新しい求人を探し、エージェントとの面談を続けました。
その中で学んだことがあります。大手エージェントだから必ず自分に合うとは限りません。自分の強みを理解し、親身にサポートしてくれる担当者と出会うことの方が重要だということです。
その中でも、ごうぎんキャリアデザインの担当者は非常に印象的でした。面接が終わるたびに必ず次回の連絡日を決めてくださり、転職活動中の不安を和らげてくれました。こうした細かなフォローのおかげで、最後まで前向きに活動を続けることができたと思っています。
現在の会社との出会い
そして現在の会社から内定の連絡をいただいた時、最初に思ったのは「なぜ私だったのだろう」ということでした。魅力的な求人だったため、正直そこまで期待していなかったからです。
最終的に入社を決めた理由は、待遇だけではありません。面接で社長が話された「正直者がバカをみない会社にしたい」という言葉に強く共感したことが、一番の決め手でした。
また、これまで培ってきたバックオフィス全般の経験や、属人化した業務を仕組み化してきた実績を高く評価していただきました。「会社を一緒に良くしてほしい」と期待していただけたことも大きな理由です。この会社なら、自分の経験を最大限に生かしながら貢献できると確信し、入社を決意しました。


転職を終えて
結果として、現在は物流会社で総務次長として勤務しています。転職により年収は650万円から750万円へ100万円アップし、課長職から次長職へとキャリアアップも実現しました。待遇だけでなく、責任や裁量も大きくなり、よりやりがいを持って仕事に取り組んでいます。
今回の転職で得られた一番の成果は、年収アップだけではありません。経理だけでなく、人事・労務・総務を含めたバックオフィス全般の経験や、属人化した業務を仕組み化してきた実績。こうした自分が積み重ねてきた経験を、本当に必要としてくれる会社に出会えたことです。
もし転職活動を始める前の自分に一つだけ伝えられるなら、「自分の強みを過小評価せず、会社選びの軸を最後まで曲げるな」と伝えたいです。
不採用や内定辞退、無職になる不安など、多くの壁がありました。それでも自分を信じて行動し続けたことで、待遇・役職・働く環境のすべてに納得できる転職を実現できました。この経験が、これから転職を考えている方の参考になれば嬉しく思います。

この体験談からわかること
この記事は、メーカーで経理・総務課長を務めた46歳男性が、物流会社の総務次長へ移った転職の体験談です。本文では年収と役職が上がったことが語られ、満足度は5段階中4となっています。
特徴は、利用した転職エージェントの幅広さにあります。大手サービスに加え、地域企業とのつながりを持つ紹介会社も活用しています。
管理部門で経験を積んだミドル層にとって、どのような相談先を持つと選択肢が広がるのかを考える手がかりになる記事です。
ごうぎんキャリアデザインはどんな転職エージェントか
ご本人が利用したごうぎんキャリアデザインは、山陰合同銀行グループの人材紹介会社です。本社を島根県松江市に置き、島根県・鳥取県を中心とした転職支援を行っています。
同社は、山陰合同銀行の取引先企業とのネットワークを生かした人材紹介を特徴としています。公式サイトでは、企業経営者と直接対話し、経営課題を聞いたうえで求人を開拓すると案内しています。
扱う求人は、課長職以上の経営幹部層が中心です。営業系のほか、総務経理などの管理系職種でも転職決定者が出ています。
公式サイトによると、転職決定者の約7割は40代から50代です。管理部門で実務とマネジメントの経験を持つ人にとって、相談先の候補になりやすいサービスといえます。
大手と地域密着型を使い分ける考え方
転職エージェントは、1社だけに絞る必要はありません。ご本人のように、大手と地域に強い紹介会社を併用すると、求人情報の集め方に幅が出ます。
大手の総合型エージェントは、幅広い業種や勤務地の求人を比較しやすいサービスです。まず市場全体を知りたいときや、応募先の候補を増やしたいときに役立ちます。
地域に強いエージェントは、地元企業の採用担当者や経営者との関係を持つ場合があります。公開求人だけでは分からない採用の背景や、組織が抱える課題を聞けることもあります。
管理職求人では、役職名だけで応募先を判断しないことが大切です。欠員補充なのか、組織づくりのための採用なのかによって、入社後に求められる動きは変わります。
面談では、任される部署の範囲や決裁権、期待される課題を確認しましょう。担当者には、自分が担ってきた業務だけでなく、改善した仕組みやマネジメント経験も具体的に伝える必要があります。
担当者との相性も確認したい点です。連絡の頻度や求人提案の理由に納得できるかを見ながら、自分に合う相談先を選びましょう。
まとめ
この体験談は、大手サービスだけでなく、ごうぎんキャリアデザインのような地域に強い紹介会社も活用した転職です。管理部門での経験を生かし、役職や働く環境を見ながら転職先を選んでいます。
転職エージェントは、求人の数だけで選ぶものではありません。希望する勤務地、役職、職種に合う強みを持つサービスを組み合わせると、求人と企業情報の両方を集めやすくなります。
