| 性別 | 女性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 29歳 |
| 最終学歴 | 大学院卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 1〜3年 |
| 転職経路 | 転職エージェント |
| 利用した転職サービス | doda、リクルートエージェント |
| 応募社数 | 11社以上 |
| 転職活動の期間 | 1〜3か月 |
| 転職した年 | 2020年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 4(満足) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前人材サービス・アウトソーシング | 転職後建築・プラント・不動産 |
| 職種 | 転職前コールセンター・カスタマーサポート | 転職後営業 |
| 年収 | 転職前200〜300万円 | 転職後400〜500万円 |
| 雇用形態 | 転職前契約社員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
コールセンターからの転職のきっかけ
転職前は契約社員として、派遣時代も含め3年ほどコールセンターでオペレーターをしていました。当時の所属チームが解散し、異動が決まったことをきっかけに転職を考え始めました。
それまでは正社員登用制度を利用することも検討していました。ですが異動先が決まる頃になると、本当にそれでいいのかと思うようになったのです。
転職を真剣に考えるにつれ、取得後に放置していた資格を活かして働きたいという思いも出てきました。ただ、転職活動は初めてのため、内定をもらえるかとても不安でした。
不安なあまり、「やはりもう少しこの職場に留まってもいいのでは?」と迷うほどでした。しかし悩んだ末、この機会に他の業界も経験しようと転職を決意しました。
dodaとリクルートエージェントに登録
決断したものの、転職活動の勝手がわからなかったため、エージェントを利用することにしました。リクルートエージェントとdodaに登録し、担当者との相性からdodaを主に活用していました。
そして最終的に入社したのは、dodaで紹介していただいた会社でした。転職活動の進め方を相談できる相手がいたことは、初めての私にとって心強かったです。
宅建の資格を活かせる求人選び
求人は、資格を活かせることに重きを置いて選びました。活かしたかったのは、取得後に放置していた宅地建物取引士(宅建)の資格です。仕事内容に興味を持てれば、契約社員の求人にも応募していました。
月給を増やしたいとは思っていましたが、ボーナスはそれほど気にしていませんでした。しかし転職活動を始めると、思った以上に書類選考が通らず、かなり焦りました。
学生期間が長く正社員の経験がなかったため、簡単にはいかないだろうと思っていましたが、想像以上の厳しさでした。書類が通らない状況に、自分の市場価値について考えさせられ、「資格を持っているだけでは意味がないのかな」と感じたことも覚えています。
おおよそ20〜30社に応募した記憶がありますが、書類選考が通って面接まで進めたのは4〜5社ほどでした。そのうち2社が1次面接を通過しました。
2回の面接と内定の決め手
入社した会社は内定までに2回面接を受けましたが、常に話しやすい雰囲気をつくってくれたように感じました。こちらの質問にも気さくに答えてくださり、面接での印象がとてもよかったことを覚えています。また、対応がスピーディーなことも印象的でした。
面接では、転職理由やその会社を選んだ理由、尊敬する人について質問された覚えがあります。また、入社後にどうなっていたいかについても、1年後・5年後・10年後と、将来のことを質問されたと記憶しています。
もう一方の会社では、最終面接に進む際に、未経験のため、まず契約社員での入社を提案されました。入社した会社は、収入等の条件面が他の求人よりもよかったことに加え、正社員として入社できることや面接での印象の良さもあり、雰囲気も自分に合っていそうと感じました。
また、家業でも同様の仕事をしており、家で仕事の話を聞くこともあったため、仕事内容をイメージしやすかったことも理由の一つでした。こうした点が重なり、最終的に入社を決めました。

転職後の年収アップと生活の変化
転職後の年収は200万円近くアップしました。正社員となりボーナスがもらえるようになったことも大きいですが、月収自体も10万円近く増えました。
転職前も後もシフト制で、休みの感覚に大きなズレはありませんでした。ですが勤務時間は12〜21時から9〜18時となり、生活スタイルは夜型から朝型へ変わりました。
通勤時間も長くなったため、なるべく通勤の負担を減らしたいと考えました。入社当初は朝の電車で、どの時間のどの車両に乗れば少しでも快適に過ごせるか模索していました。
コロナ禍での入社と自宅待機
また、入社時期がちょうどコロナ禍の始まりと重なり、入社早々に自宅待機となりました。ノートパソコンも貸与されていましたが、まだ何もできることがなかったため、その期間はもどかしかったです。
しかし、無理に出勤させられず、自宅待機としてくれる会社なのだと安心できたことは確かです。その後1〜2ヶ月ほどで自宅待機が解除となり、出勤するようになりました。
不動産会社の営業・賃貸管理の仕事内容
ここで改めて仕事内容に触れると、転職先は主に賃貸管理を行っている不動産会社で、ポジションは営業でした。ただし、毎月明確なノルマがあるというわけではありません(期ごとに設定した目標などはあります)。
業務は、オーナーからお預かりしたアパートやマンションの管理や空室募集、入居者・オーナー対応などを担当していました。家業で同様の仕事を見てきたとはいえ、実際に自分で担当すると学ぶことばかりでした。
マニュアルとイレギュラー対応・残業
実際に働き始めると、マニュアルはあるものの、イレギュラーなことも多く、マニュアルだけではカバーしきれていませんでした。当時のマニュアルは、問い合わせメールへの返信や報告書の作成など、比較的事務的な業務についての内容が中心だったのです。
一方で、設備の不具合やトラブルが発生した際の対応方法、オーナーとの接し方などについては、具体的なマニュアルがありませんでした。そのため実際の業務では、その場その場で上司や先輩に相談しながら対応していました。
また、OJTで業務に取り組んでいましたが、個人に任せる部分がかなり大きいように思いました。どの職場でも最初はそんなものだとは思いますが、最初は戸惑うことも多かったです。
ただ、わからないことがあっても上司や先輩方に相談しやすかったため、そういった点で困ることは少なかったと思います。次第に業務に慣れ、担当物件を持つようになると、やはり残業が多くなっていきました。
忙しさには波があり、定時近くで帰れる日が続く時もあれば、残業漬けになる時もありました。また、社用携帯を持たされていたため、休日でも電話がかかってくるかもしれないと、特に心配な案件を抱えている時期は心の休まらないことが多かったです。
不動産営業で大変だったこと
家業で同様の仕事をしているとはいえ、自身が業務にあたるのは未経験だったため、わからないことや手こずることばかりでした。トラブルがあった際は入居者とオーナーの板挟みになりやすいため、仲裁したり落としどころを見つける技量も必要と感じました。
また、思っていたよりも外出することが多く、体力も必要だったので大変でした。それでも、現場で経験を重ねるうちに、少しずつ対応できる幅は広がっていきました。
しかし、総じて転職はしてよかったと思っています。個人的に身近であった不動産業界で実際に働き、業界の経験を積めたからです。
ただ、書類が通りにくいなか内定を頂けたため「これもご縁」と思い入社しましたが、いま振り返ると、焦らずにもう少し粘ってみてもよかったかもしれないとも思います。
とはいえ、当時はコロナの流行により転職活動が中断を余儀なくされていた可能性も高いので、早々に入社を決断したことは結果的によかったのかもしれません。
内定はゴールではなくスタート
転職が初めてという方は、不安なこともたくさんあると思いますが、焦らずじっくり活動することをおすすめします。ただ、内定を早くもらうことを優先したい方は、やはりある程度の勢いも必要だと思います。
いずれにせよ、実際に入社して働いてみないことには、どんな会社かは当然わかりません。今になって思うのは、内定はゴールではなくスタートだということです。
私自身、当時は内定をもらうことにばかり意識が向き、入社後にどのように働きたいかまで十分に考えられていませんでした。転職活動中は余裕がないかもしれませんが、「この会社に入ったら、どのように働きたいか」までしっかりと考えながら転職先を選ぶことも大切なのだと思います。

眠っていた宅建を賃貸管理の仕事で活かす
これは20代後半で大学院を出た女性が、コールセンターの契約社員から不動産の賃貸管理会社の正社員へと移った体験談です。取得後に放置していた宅建を活かしたいという思いが、転職のきっかけでした。
宅建を持っていても、日々の仕事で使わないまま眠らせている人は少なくありません。ですが賃貸管理会社では、この資格を実務に活かせます。
賃貸管理会社は、オーナーに代わって物件の運営や入居者対応を担う会社です。この業種には賃貸住宅管理業法という法律があり、一定規模以上の管理会社は営業所ごとに業務管理者を1名以上配置する義務があります。
業務管理者になる方法の一つが、宅建士の資格と2年以上の実務経験、それに指定講習を満たす方法です。管理会社に入って経験を積めば、眠っていた宅建が資格手当や昇進の近道になります。オーナーとの管理契約や重要事項の説明でも、宅建士が関わります。
賃貸管理の営業と賃貸仲介はここが違う
ご本人が経験したオーナーと入居者の板挟みは、賃貸管理の営業ならではの悩みです。同じ不動産営業でも、賃貸仲介とは仕事の性質が違います。
賃貸仲介は、部屋を探す人に物件を紹介し、契約成立までを担います。一方で賃貸管理は、入居が決まったあとの家賃管理や設備対応、更新や解約の手続きが退去まで続きます。
板挟みが起きやすいのは、管理会社がオーナーの代理人でありながら、入居者の窓口も兼ねるからです。設備の不具合ひとつでも、費用を負担するオーナーと、早く直してほしい入居者の間で板挟みが起きます。
この板挟みを軽くするコツは、対応の初動を早くして、進み具合をオーナーと入居者の両方にこまめに共有することです。修理の手配状況や見込みを早めに伝えるだけで、不満やクレームを、大きくなる前に抑えやすくなります。
逆に、連絡が滞ったり対応が遅れたりすると、それ自体が新たなクレームになり、入居者とオーナーの双方からの不満を招きます。これから不動産営業を選ぶ方は、求人票の管理と仲介のどちらが主なのかを見きわめてください。
管理中心の会社では、新規契約を追うよりも、既存のオーナーと入居者への対応が仕事の中心になります。応募前に、担当する物件数や社用携帯での休日対応の有無まで確かめておくと安心です。
まとめ
コールセンターの契約社員から、賃貸管理会社の営業の正社員へと転職した体験談です。取得後に眠らせていた宅建を活かしたいという思いから、身近だった不動産業界へ飛び込みました。
働き始めてからは、マニュアルでは補えないトラブル対応や、オーナーと入居者の板挟みにも直面しました。それでも収入は上がり、業界での経験を積めたことを前向きに振り返っています。
