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なぜ手取り10万円減でも転職したのか?46歳女性レジ責任者

なぜ手取り10万円減でも転職したのか?46歳女性レジ責任者
体験者プロフィール
性別女性
転職時の年齢46歳
最終学歴高校卒業
転職前の勤続年数10〜20年
転職経路転職サイト・スカウト
利用した転職サービスビズリーチ
応募社数1社
転職活動の期間1年以上
転職した年2025年
総合満足度 4(満足)
転職前 転職後
業種 転職前小売 転職後小売
職種 転職前販売・サービス・接客 転職後販売・サービス・接客
年収 転職前400〜500万円 転職後300〜400万円
雇用形態 転職前正社員 転職後正社員

※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです

目次

転職で愛知から京都へ

土地勘もなく、身内が住んでいるわけでもない京都の地に越してきて、約1年がたとうとしています。私は元々、愛知県で名の知れた企業に勤めていました。

職種自体はどこにでもあるレジ業務です。ただ、仕事内容は少し特殊で、長らくいわゆる「レジの先生」を務めていました。

「レジの先生」という特殊な職種

レジ業務と聞くと、誰でもできる簡単な仕事というイメージを持たれる方がほとんどです。しかし、現在のレジは非常に多様化しています。

担当者は一般的な商品をスキャンして金銭授受をするだけではありません。セルフレジの案内、機械のトラブル対応、ポイントカードの案内、さらには多種多様なコード決済や電子マネー、各種金券への正確な知識も当然のように求められます。

トラブル対応には、紙詰まりや釣銭切れなどが含まれます。それらを店舗ごとにまとめるのがチーフや主任と呼ばれる方々です。そして、そのチーフや主任を指導・統括するのがレジの先生の役回りです。

そのため、操作や知識はもちろん、接遇や礼節などの研修も日常的に行います。結構ハードな仕事ではありますが、非常にやりがいがあります。どこまでも自分をアップデートできるこの仕事に、私は大きな誇りを持っていました。

上司の一言で夜中にビズリーチ登録

ですが、会社とは実に不思議なものです。実直に働く者がいる反面、要領よく人の上前だけをはねていく者も存在します。

「このままこの企業で勤め上げるのだろう」と日々奮闘していました。ですがある日、上司が何気なく発した言葉に深く心を抉られました。

「貴方、ラーメン屋の店員とか向いてるんじゃない?」

自身が抱える異常な業務量、上前をはねる同僚、そしてそれを理解していない上司。それらすべてに突然辟易し、私は夜中の3時ごろ、泣きながらビズリーチに登録をしました。これが2023年の話です。

ビズリーチ経由でレジ責任者のオファー

そこから月日が流れた2024年の春ごろ、突然ビズリーチ経由でとある企業からオファーが届きました。同業かつ、私の仕事であるレジの先生をピンポイントで急募しているという内容でした。

その頃にはもう転職など全く考えておらず、登録したことすら忘れていました。それでもなぜか胸の奥がくすぶり、返信をしてしまいました。

何度もやり取りを重ねるうちに、いくつかの事情が判明したのです。先方では長くレジ責任者が不在で現場からの切なる要望があること、そして特殊な職種ゆえに採用活動に苦戦していることでした。

2025年、京都へ面接そして転職を決意

「この企業で勤め続けて、自分にこの先はあるのか」「先方の従業員たちは、どんな環境で仕事をしているのだろう」。私の心は大きく揺らぎました。

「一度行ってみよう!」と思い立ち、2025年6月に京都へ面接に向かいました。一度火がついた情熱はもう止められず、そのまま転職を決意します。

2025年10月10日に前職を退職し、その足で京都へ引っ越しを済ませました。翌10月11日より、新たな職場での勤務をスタートさせました。

転職先企業の誓約書

手取り10万円減という転職の現実

熱意だけで飛び込んできたのは良かったものの、給料や福利厚生は大手企業のようにはいきません。手取りは10万円減、ボーナスは半額以下、家賃補助もなしというシビアな現実と向き合うことになります。

転職の前には、やはり現実的な数字の計算が非常に大切な要素だと心から反省しました。誰が何と言おうと、ここだけは妥協してはいけません。

お金の切れ目は向上心の切れ目です。転職前にしっかりとクリアにしてください。やらかした私が断言します。

転職を後悔しない理由と現場の実情

では、転職したことを後悔しているかというと、後悔はしていません。現場をまわっていると、「よく今まで営業できていたな」と正直思うこともあります。

でもそれは、私が当たり前に勉強し、教育を受けられる環境下にいたからそう感じるだけです。教わっていないことを知る由も手段もないわけですから、わからなくて当然なのです。長く責任者が不在だったというのはそういうことです。

突然現れた見知らぬ人に警戒し、今までのやり方を押し通そうと反発してくる従業員は確かに一定数存在します。しかし、その倍以上は「知識を求め、向上したい」と思っている従業員たちです。

向上心が高いのはパートさんだった

日々向上心を持ち、貪欲なほどの知識欲を持っているのは、たいていパートさんだと実感しています。実際、会議後に山ほどの質問を投げかけてくるのは、社員ではなくパートさんだからです。

人は存在を認められ、求められてこそ、その先があるのだと思っています。現在は47歳でどこまで前線で戦えるかはわかりませんが、現場の従業員のために、今まで自身が培ってきた技術と知識をめいっぱい活用していきたいと思っています。

大手企業で培った知識も経験も無駄ではありません。今の会社を新しく芽吹かせるための質の良い肥料になると信じて、私自身精進してまいります。

編集部より

責任者が長くいなかった現場に、後から入って立て直すとき

これは、愛知の大手小売でレジ教育を担ってきた40代の女性が、京都の同業の会社へ移った体験談です。移った先は、レジの責任者が長くいなかった職場で、ご本人はそこの立て直しを任されています。引き継ぎのない現場に後から入る場面は、けっこう珍しくありません。

後から入った責任者が今までのやり方を急に変えようとすると、現場は身構えます。信頼関係ができていないうちに新しいやり方を押し込んでも、うまくいきません。まずは指示を出す前に、現場を見て回る時間を先に取ってください。

そのうえで指示を出すときは、なぜそうするのかという理由もいっしょに伝えます。細かいことは前からいる人のほうが詳しい場合も多く、そこは前からいる人に教わる姿勢でいると、協力してくれる人が出てきます。

年収の額より、手取りや賞与を入社前に書面で確かめる

この体験談でご本人がいちばん痛感したのが、お金の話でした。転職では、提示された年収の額と、毎月の手取りや年に出る賞与を分けて考えてください。

同じ年収でも、基本給と賞与、手当の中身によって手取りは大きく変わります。見ておきたいところは三つあります。基本給と賞与が年収にどう含まれているか、住宅手当や通勤手当がどんな条件でもらえるのかを見てください。

固定残業代がある場合は、何時間分で、それを超えた分の残業代が出るのかも確かめます。 これらの条件は、入社前に会社から渡される労働条件通知書で確認できます。

面接や電話で聞いた金額は、口頭だけで済ませず、書面やメールでも確認しておきましょう。 収入と仕事の中身の両方をつかんでおけば、納得して決められます。

まとめ

愛知の大手小売でレジ教育を長く務めてきた40代女性の体験談です。上司の一言をきっかけにビズリーチへ登録し、届いたオファーから同業の京都の会社へ移りました。

手取りやボーナスは下がり、家賃補助もないなかでの再スタートです。それでも、責任者がいなかった現場の立て直しに、これまでの知識と経験を注ぎながら、前を向いて働いています。

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