| 性別 | 女性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 32歳 |
| 最終学歴 | 大学卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 5〜10年 |
| 転職経路 | 転職エージェント |
| 利用した転職サービス | リクルートエージェント、doda |
| 応募社数 | 11社以上 |
| 転職活動の期間 | 1〜3か月 |
| 転職した年 | 2026年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 4(満足) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前IT・通信 | 転職後商社 |
| 職種 | 転職前管理・事務・スーパーバイザー | 転職後管理・事務・スーパーバイザー |
| 年収 | 転職前300〜400万円 | 転職後500〜600万円 |
| 雇用形態 | 転職前正社員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
通信代理店の営業事務を辞めた理由
前職は通信代理店です。最初の3年ほどは営業、その後は営業事務として6年ほど働いていました。勤続年数は10年弱で、メール対応や見積書・請求書の作成、計上業務など、営業のサポートをしていました。
年収は約380万円でした。転職を考えたきっかけは組織変更です。
別拠点の人から評価されるようになり、自分の拠点の仕事内容や忙しさも分からない人に評価されることに疑問を感じるようになりました。「実際の仕事を知らないのに、何を見て評価するんだろう」と思ったのです。もともと給料が安いと感じていたことや、事務職内の人間関係なども重なり、転職を考えるようになりました。
ただ、最初から「今すぐ辞めたい」というわけではありませんでした。「働きながら、条件のいい会社があれば転職しよう」くらいの気持ちでした。
リクルートエージェントとdodaで活動
転職活動ではリクルートエージェントとdodaを利用し、約2か月活動しました。エージェントから「事務職の書類通過率は10%くらい」と聞いていたので、少しでも気になる会社には応募しました。最終的に100社以上応募しています。
実際に活動してみると、本当にそのくらい書類が通りませんでした。事務職の転職は、思っていた以上に厳しいと感じました。
面接7人・月15社の転職活動体験
仕事をしながらの転職活動はかなり大変でした。面接は月に15社近く受け、昼休みに面接を受けることもありました。
帰宅後は毎日のように面接対策をして、SPIを受けることもありました。「もう転職活動をやめたい」と思ったこともあります。それでも条件のいい求人を見つけると、「ここには受かりたい!」と一気にやる気が出ました。
面接では、「なぜその大学に決めたのですか?」と聞かれて思い出すのに焦ったこともあります。最終面接の面接官が7人もいて、入室した瞬間に頭が真っ白になったりと、いろいろな経験をしました。
また、残業が多そうな会社は、子どもがいる自分には難しいと思い、候補から外しました。転職活動を通して、年収だけでなく、自分の生活に合った働き方ができるかも大切だと感じました。
決め手は商社の社員面談と社風
最終的に転職したのは商社で、職種は同じ営業事務です。業務内容も前職と近く、計上や支払・入金処理、メール対応、見積書・請求書作成などを担当しています。
決め手になったのは、入社前に社員面談があり、実際に働いている人と話せたことでした。社内の雰囲気がよさそうだと感じました。加えて、マクロやAIを積極的に使っている会社だったので、自分も学んでいきたいと思いました。

年収380万から500万・テレワークも実現
前職は基本的に出社が原則でした。そのため、どうせ転職するならテレワークができる会社がいいと考えていました。
今の会社はテレワークやフレックスを推奨しているため、状況に合わせて働き方を調整できます。育児をしながら働いているので、こうした制度を実際に利用できる環境なのは今後も助かると思っています。
年収は380万円から500万円になりました。月給はほぼ変わらず、むしろ少し下がりましたが、残業代が全額支給され、賞与も大幅に増えたことで年収が上がりました。
土日祝が完全に休みになったことや、社食があることもうれしかったです。
研修制度の少なさと転職後の本音
一方で、入社して驚いたのは研修制度がほとんどなかったことです。会社はきれいで人間関係も良さそうでしたが、仕事は自分で覚えていく部分が多く、最初は戸惑いました。
それでも、結果としては転職してよかったと思っています。
これから転職する人には、だらだら続けるより、やると決めたら短期集中で動くことをおすすめします。100社以上応募し、月15社近く面接を受けるのは大変でしたが、諦めずに活動したことで、年収も働き方も改善できました。
年収だけでなく、休日や残業、テレワーク、フレックス、研修制度なども含めて、自分の生活に合う会社を選ぶことが大切だと思います。

営業事務の書類選考が通りにくい理由と応募戦略
通信関係の営業事務から商社の営業事務へ移った、30代女性の体験談でした。同じ職種でのステップアップですが、そこには事務職ならではの厳しさが見えてきます。
ご本人が100社以上に応募したのは、決して大げさな話ではありません。事務職は求人1件あたりの応募が集中しやすいからです。一般事務の有効求人倍率は0.3倍前後で、求職者の数に対して求人の枠が少ないのが実情です。
だからこそ、少しでも気になる会社には幅広く応募して、書類選考に進む数を増やすほうが確実です。事務職の転職では、応募先を早い段階で絞り込みすぎないことが大切です。応募先が求める業務と、自分がこれまで担当してきた仕事が近いほど、書類選考は通りやすくなります。まず今の職務経歴書が応募先の仕事内容に合っているか、一度見直してみてください。
入社前の社員面談で現場社員に聞くべきこと
この体験談で目を引くのは、入社を決める前に、実際に働く社員と話せる面談があったことです。これは転職者にとって、逃さないでほしい機会です。1日の仕事の流れや職場の空気は、現場の社員だからこそ具体的に教えてもらえます。
そこで、現場の社員には現場のことを聞いてみてください。質問を前もって用意しておくと、仕事の実態をより深く引き出せるでしょう。担当する業務の具体的な中身、忙しい時期、部署の人数やチームの雰囲気は、現場の社員に聞くのがおすすめです。反対に、給与や賞与の細かい金額まで現場で聞いても、答えにくいことが多いです。こうした条件面は、人事や採用担当に確認するのが確実です。
気になることは遠慮なく聞いてよいですが、初対面の相手ですから、最低限の気配りは必要です。細かい待遇の話ばかりを現場の社員に問い詰めると、かえって印象が悪くなることもあります。聞ける時間は限られています。自分が一番不安な点にしぼって聞いてみてください。
まとめ
今回は、営業事務として商社へ転職した32歳女性の体験談でした。事務職は競争が厳しい分、興味のある求人へ幅広く応募して数を増やすことが近道になります。
そして入社前に社員と話せる機会があれば、現場のことは社員に、条件面は人事にと、相手に合わせて質問を選ぶとミスマッチを防げます。年収や休日だけでなく、入る前にどこまで中身を確かめられるかという視点を持っておきたいところです。
