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研究職からベンチャーキャピタルへ転職、年収アップした30歳女性

研究職からベンチャーキャピタルへ転職、年収アップした30歳女性
体験者プロフィール
性別女性
転職時の年齢30歳
最終学歴大学院卒業
転職前の勤続年数1年未満
転職経路知人・元同僚・取引先などのつて(リファラル含む)
利用した転職サービス
応募社数1社
転職活動の期間1〜3か月
転職した年2024年
総合満足度 5(とても満足)
転職前 転職後
業種 転職前医薬品・医療機器・医療系サービス 転職後金融
職種 転職前機械・電気・素材・化学・食品などの技術職 転職後コンサルタント・金融・不動産専門職・士業
年収 転職前500〜600万円 転職後600〜800万円
雇用形態 転職前正社員 転職後正社員

※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです

目次

研究職からベンチャーキャピタルへ

私は2024年に転職を経験しました。前職では医療・ライフサイエンス分野の研究職として働いていましたが、自分のキャリアを改めて考えた結果、研究をする立場ではなく、研究成果を社会実装する立場で仕事をしたいという思いが強くなり、転職を決意しました。

前職の仕事自体にはやりがいがありました。日々新しい知見に触れ、実験や解析を行うことは楽しかったですし、大学院まで研究を続けてきた自分にとって自然な進路でもありました。

しかし、実際に仕事を続ける中で、良い研究成果があっても、それが患者さんや社会に届くまでには非常に長い時間がかかるという現実を何度も目の当たりにしました。

その頃から、研究そのものだけでなく、スタートアップやベンチャーキャピタルの役割に興味を持つようになりました。優れた技術や研究を事業として育て、社会に届ける仕事に魅力を感じるようになったのです。

「自分もその立場で挑戦してみたい」と考えるようになったことが、転職を決意した一番大きな理由です。

転職は知人の紹介がきっかけ

転職先を探す際は、一般的な転職サイトや転職エージェントではなく、知人からの紹介がきっかけでした。以前から業界のイベントや勉強会などで交流のあった方から、「こういう会社があるけれど興味はないですか」と声をかけていただき、その会社について詳しく話を聞く機会をいただきました。

応募した会社は結果的に1社だけです。紹介を受けた段階で、自分がやりたい仕事との方向性が非常に一致していると感じました。そのため、「まずは話を聞いてみよう」という気持ちで面談を受けました。

面接で聞かれた研究職の強み

面接では、研究内容だけではなく、「なぜ研究職からベンチャーキャピタルに挑戦したいのか」「どのような価値を提供できると思うか」といった質問を多く受けました。特に印象に残っているのは、「研究者として積み重ねてきた経験を、投資判断やスタートアップ支援にどう活かせると思いますか」という質問です。

その場では、これまで培ってきた論文を読み解く力や、データを客観的に評価する力、研究者とのコミュニケーション能力などを具体的に説明しました。また、「技術だけを見るのではなく、その技術が社会でどう価値を生み出せるかまで考えたい」という思いも率直に伝えました。

面接官の方が真剣に耳を傾けてくださり、研究者としての経験を前向きに評価していただけたことがとても印象に残っています。

転職で年収600〜800万円にアップ

転職活動の期間としては1〜3か月ほどでした。紹介を受けてから面談、面接、条件面の調整まで比較的スムーズに進み、自分としても迷いはあまりありませんでした。もちろん、新しい業界へ飛び込むことへの不安はありましたが、それ以上に挑戦したいという気持ちが強かったことを覚えています。

年収については、転職前がおおよそ500〜600万円程度で、転職後は600〜800万円程度となりました。もちろん年収が上がったことは嬉しかったですが、私の場合は金額だけを目的に転職したわけではありません。

それよりも、自分が将来やりたい仕事に近づけることや、新しい環境で成長できることの方が大きな魅力でした。

VC(ベンチャーキャピタル)アナリスト職への転職で受け取ったオファーレター(内定通知書)

投資業務で戸惑ったスピード感

実際に働き始めてからは、想像以上に学ぶことが多くありました。投資案件の評価、企業との面談、資料作成、市場調査など、これまで経験したことのない業務ばかりでした。

最初は専門用語や金融の知識も十分ではなく、毎日勉強の連続でしたが、自分が興味を持っていた分野だったこともあり、苦労しながらも充実感を感じています。

一方で、転職して初めて気付いたこともありました。研究職では一つのテーマを長期間深く掘り下げる仕事が中心でしたが、現在は複数の案件を同時に進めながら短期間で判断する場面も多くあります。

そのため、求められるスピード感や考え方は大きく異なりました。最初の数か月はその違いに戸惑うこともありましたが、周囲の方に質問しながら少しずつ慣れていくことができました。

納得できる転職をするために

今回の転職について、私はとても満足しています。もちろん大変なことはありますし、常に勉強が必要な仕事ではありますが、自分がやりたかったことに挑戦できている実感があります。これまで研究者として積み重ねてきた経験が決して無駄ではなく、今の仕事でも活かせる場面が多いことを実感しています。

これから転職を考えている方に伝えたいのは、条件だけで判断しないことです。年収や福利厚生ももちろん大切ですが、それ以上に、自分がどんな仕事をしたいのか、5年後・10年後にどんなキャリアを築きたいのかを考えることが重要だと思います。

また、転職活動では、自分一人で情報を集めるだけでなく、人とのつながりも大切だと感じました。私自身、今回の転職は知人からの紹介がきっかけです。普段から興味のある分野の勉強会やイベントに参加し、人との交流を大切にしていたことが、この機会につながったのだと思います。

最後に、転職はゴールではなく、新しいスタートです。転職したからといってすべてが順調に進むわけではありませんが、自分が納得して選んだ環境であれば、困難があっても前向きに乗り越えられると思います。もし転職を考えている方がいるなら、本当にやりたいことを大切にしながら、焦らず納得できる選択をしてほしいと思います。

編集部より

研究職からベンチャーキャピタルへ転身した30歳女性の記録

この体験談は、医薬品や医療分野の研究職から金融業界のベンチャーキャピタルへ移った、30歳女性のお話です。研究成果を社会に届ける側に立ちたいという思いから、知人の紹介をきっかけに転職を決めています。年収も上がり、総合満足度は最高評価でした。

専門職から一見畑違いの業界へ挑むとき、これまでの経験がどう武器になるのか。研究のバックグラウンドを持つ方に向けて、ここからは体験談に書かれていない実践的なポイントを補足します。

専門分野の知識を武器にVCへ入る道

ご本人はベンチャーキャピタル、いわゆるVCへ未経験で移りました。この業界は投資銀行や戦略コンサル出身者が多く、採用する人数も少ないため、狭き門と言われます。それでも研究者が入り込める道は確かにあります。

VCは投資する分野ごとに、その分野に詳しい担当者を必要とします。技術系メーカー出身者が最先端技術の担当になったり、医師が医療分野の担当になったりする例があるのはそのためです。医薬品やライフサイエンスに詳しい研究者は、まさにこうした担当として評価されます。

VCを目指すときは、金融の肩書きではなく、自分の専門と重なる投資分野を持つVCを選ぶことが近道です。財務や会計にくわしくなくても、そこは入社後に学べます。一方で、業界を見る目は後から短期間で身につくものではありません。まず自分の専門が活きるVCはどこかを調べてから動くと、話が早く進みます。

VCの面接で本当に見られている素養

ご本人は面接で、研究の経験を投資判断にどう活かせるかを問われました。VCの面接には、この業界ならではの定番があります。よく出されるのが、注目しているスタートアップはどこか、なぜそこに投資したいのか、という質問です。

ここで見られているのは、日頃から新しい技術や事業を追いかけているか、自分の言葉で投資の理由を語れるかどうかです。研究者が持つ、論文やデータを客観的に読み解く力は、技術の中身を評価するうえで土台になります。

面接の前に、自分の専門分野で気になる新興企業を二、三社えらび、投資したい理由まで言葉にしておくと、話に説得力が出ます。もう一つ知っておきたいのが、VCの仕事は主役ではないという点です。主役は起業家であり、キャピタリストはそれを支える裏方だと考える姿勢が求められます。

しかも投資の成果が出るのは実行から十年近く先になることも珍しくありません。すぐに結果を求める人には向かない仕事です。長い目で起業家に寄り添えるかどうかを、面接官はよく見ています。

なお、入社後の実務では会計や財務の知識も必要になります。この点は転職前に完璧にする必要はなく、多くの人が働きながら身につけていきます。

まとめ

研究職からVCへという一見畑違いに見える転職も、自分の専門を活かせば十分にねらえます。自分の専門が活きるVCを選び、注目する企業と投資したい理由を語れるようにしておきましょう。長い目で起業家を支える気持ちがあれば、研究者の視点は十分に通用します。

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