| 性別 | 女性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 24歳 |
| 最終学歴 | 大学卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 1〜3年 |
| 転職経路 | 転職サイト・スカウト |
| 利用した転職サービス | インディード、リクルートエージェント、求人ボックス |
| 応募社数 | 7〜10社 |
| 転職活動の期間 | 1〜3か月 |
| 転職した年 | 2026年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 4(満足) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前医薬品・医療機器・医療系サービス | 転職後小売 |
| 職種 | 転職前管理・事務・スーパーバイザー | 転職後企画・マーケティング・経営企画 |
| 年収 | 転職前200〜300万円 | 転職後200〜300万円 |
| 雇用形態 | 転職前正社員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
医療事務から広報へ、転職を決意したきっかけ
私が転職を決意したのは、2026年の年明けのことでした。それまで私は医療事務として働いており、受付対応などを担当していました。
仕事そのものに大きな不満があったわけではありません。日々の仕事をこなしながら生活していくことはできていましたし、このまま今の仕事を続けていくのも一つの選択肢なのかなと考えていた時期もありました。
そんな私の気持ちが大きく変わったきっかけは、婚約者の母が亡くなったことでした。身近な人の死を経験して、人生はいつ何が起こるか分からないと強く感じるようになったのです。そして、自分自身のこれからの生き方について考える時間が増えました。
その中で頭に浮かんできたのが、本当に自分がやりたいことを、このまま諦めたままでいいのかなということでした。
諦めていた広報職に挑戦を決めた理由
私は大学時代、サークル活動で広報を担当していました。SNSなどを使ってサークルの情報を発信したり、どうすればもっと多くの人に知ってもらえるかを考えたりすることが楽しく、自分の発信によって少しずつ認知度が広がっていくことに面白さを感じていました。
ただ、社会人になってからは広報という仕事に対して、どこか難しいイメージを持っていました。学生時代のサークル広報と、企業で行う広報は全く違うものだと思っていたからです。
企業の広報は、単純に認知度を上げればいいというわけではありません。会社の利益やサービスの利用など、事業にもつながる発信を求められます。
未経験の自分が、本当に企業の広報として役に立てるのだろうか。そんな不安があり、社会人になってからは広報職への挑戦を諦めていました。
それでも、働いている間も広報に携わりたいという気持ちは完全には消えませんでした。だからこそ、身近な人の死を経験したことで、このまま目をそらし続けたらきっと後悔すると思うようになったのです。そこで、難しいと思って諦めていた広報職に挑戦することを決めました。
インディードで求人を探した未経験の転職活動
転職活動にかかった期間は、約2か月です。転職では、主にインディードを使って自分で求人を探しました。あわせて求人ボックスやリクルートエージェントも利用しています。
約10社に応募し、そのうち7社ほどで面接を受けました。インディードから応募したのは5社ほどです。
最初は未経験ということもあり、本当に自分を採用してくれる会社があるのかなという不安がありました。実際、広報やSNS運用で実績を出している人はたくさんいます。SNSを見ていると、自分よりも経験がある人や、すでに大きな成果を出している人が多く、どうしても比較してしまうこともありました。
面接で意識した「この会社だから」の視点
そんな中で、転職活動を進めるうちに、自分なりに一つ意識するようになったことがあります。それは、広報職に就きたいという気持ちだけではなく、この会社だから広報をやりたいという気持ちを明確にすることです。
面接では、「なぜこの会社で広報をしたいのか」「給与の希望はいくらか」「会社に入ったら何ができるのか」といったことを聞かれました。そこで、ただ広報の仕事がしたいですと答えるのではなく、面接を受ける会社についてかなり調べるようにしました。
まず広報職そのものについて徹底的に調べました。そのうえで、応募する企業のSNSや過去のプレスリリースなどもできる限り確認しました。
今この会社はこういう情報を発信しているんだな、ここはもう少しこうしたらより多くの人に届くのではないか、もし自分が担当するならこういう方法を試してみたい。というところまで、自分なりに考えてから面接に臨みました。
実際に自分がその会社で働いている姿を具体的に想像し、入社したら何ができるのかを考えておく。それによって、面接でも自分の考えを伝えやすくなりました。

ベンチャー企業の広報職に転職して変わった仕事
結果として、現在はベンチャー企業で広報職として働いています。会社の規模は社員50人ほどで、以前の医療事務とは仕事内容が大きく変わりました。
現在は、プレスリリースの配信やSNS運用、メディア対応など、広報に関する幅広い業務を担当しています。SNSについても、Instagram、X、TikTok、YouTubeなど複数の媒体を運用しています。
新しいサービスについて発信したり、会社独自のデータをもとにした調査結果を発信したりすることもあります。転職前と比べると仕事の内容はかなり変わりましたが、今はこの仕事をしていて楽しいと感じることが多いです。
年収より大きかった「やりたい仕事」の価値
年収については、現時点では転職前と比べて大きく変わったわけではありません。待遇についても、特に大きな変化はありませんでした。
ただ、現在の会社は昇給の頻度が比較的多いです。給与が一気に大幅アップしたわけではなくても、これから頑張れば評価してもらえるという感覚があり、仕事へのモチベーションを維持しやすいと感じています。
また、私にとって給与以上に大きかったのは、やりたかった仕事をしているということです。以前は、仕事が終わった後に仕事について自主的に勉強しようと思うことは、そこまで多くありませんでした。
今は仕事内容そのものが楽しいので、もっと知りたい、もっとできるようになりたいと思うようになりました。自分からSNSマーケティングについて勉強したり、実際の業務で試したりしています。
広報からWebデザインへ広がる仕事と勉強
さらに、広報の仕事から派生してWebデザインに関わる機会も増えたため、現在はWebデザインについても勉強しています。個人的に転職して良かったと思っている理由の一つが、この仕事と勉強がつながっているという感覚です。
仕事で得た知識を勉強に活かし、勉強したことを仕事で実践する。そして、その経験が副業にもつながっていく。インプットしたことをすぐにアウトプットできるので、以前よりも成長を実感しやすくなりました。
また、定時で退勤できることが多くなり、プライベートの時間もしっかり確保できるようになりました。仕事だけで一日が終わってしまうという感覚が減ったことも、転職して良かったと感じているポイントです。
未経験で不安だった転職活動を振り返って
もちろん、転職活動中は不安もありました。特に未経験という部分は大きな不安要素でした。広報やSNS運用ですでに結果を出している人を見ると、自分にはまだまだ足りないと感じることもありました。
でも、今振り返ると、他の人と自分を比較しすぎる必要はなかったのだと思います。私の場合、広報職ならどの会社でもいいという気持ちではなく、この会社だから広報をやりたいという気持ちを大切にして面接に臨んだことが、転職活動を進めるうえで良かったのだと思います。
未経験でも諦めないでほしいという思い
これから転職を考えている人に伝えたいのは、未経験だから無理と最初から諦めないでほしいということです。もちろん、未経験であれば不安になるのは当然です。私自身も不安でしたし、自分より経験や実績がある人を見て落ち込むこともありました。
それでも、本当にやりたい仕事があるのであれば、自分には無理かもしれないという理由だけで諦めるのはもったいないと思います。特に私の場合は、身近な人の死を経験したことで、いつかやりたいではなく、やりたいなら今挑戦してみようと考えるようになりました。
転職によって年収が大幅に上がったわけではありません。待遇が劇的に良くなったわけでもありません。それでも、自分がやりたいと思っていた仕事に挑戦できたことで、仕事に対する向き合い方は大きく変わりました。
今は、仕事で得た経験をさらに勉強につなげ、それを副業にも活かしていくという新しい目標もできています。もっと早く挑戦すればよかったと思う部分はありますが、あのタイミングで転職を決意したこと自体は、後悔していません。
年収や待遇だけで決めない転職
転職は、必ずしも年収や待遇だけで判断するものではないと思います。もちろん給与や福利厚生などの条件も大切です。ですが、自分がその仕事をしていて楽しいと思えるか、自分から学びたいと思えるか、これから先につながる経験を積めるかということも、同じくらい大切だと今は感じています。
もし今、以前の私のように、本当はやってみたいけれど自分には無理かもしれないと諦めようとしている人がいるなら、まずは求人を見るところからでもいいので、一度動いてみることをおすすめします。実際に求人を見て企業について調べてみると、自分でも挑戦できるかもしれないと思える会社に出会えることがあります。
私自身、インディードで求人を探すところから始めて、約2か月後には未経験から広報職として働いていました。あのとき自分には無理と諦めていたら、今の仕事には出会えていません。
大きな決断をするのは勇気が必要です。それでも、後悔しないために一歩踏み出してみることも大切なのだと、今回の転職を通して実感しました。

医療事務から広報へ、24歳女性が未経験で挑んだ転職
この記事は、医療事務から広報職へ移った24歳女性の体験談です。身近な人との別れをきっかけに、諦めていた仕事へ挑戦した記録になります。
年収は転職前後で変わっていません。それでも総合満足度は高く、やりたい仕事に就けた手応えが語られています。未経験から広報を目指す人が、面接前に何を準備すればよいかを考えるヒントになる内容です。
少人数ベンチャーのひとり広報という受け皿
ご本人は社員50人ほどのベンチャー企業で、プレスリリースやSNS運用、メディア対応まで幅広く担当しています。少人数の会社では、1人が扱う業務の幅がどうしても広くなります。
広報職はそもそも求人の数が少なく、大手や上場企業は経験者採用が基本になります。未経験で入りやすいのは、広報部門を新しく立ち上げるスタートアップやベンチャーが中心。1人目の広報として採用し、社内で育てる方針の会社が一定数あります。
こうした会社では、採用広報からSNS運用、取材対応までを担当者が1人で回すことも多いです。裏を返せば、経験を積む速度は速くなります。未経験から広報を狙うなら、求人票に「ひとり広報」「広報立ち上げ」といった言葉がある会社を探すと、応募先の候補が見つかりやすくなります。
模擬プレスリリースで示す広報の再現性
ご本人は面接前に応募先のSNSやプレスリリースを調べ、自分なりの発信案を用意して臨みました。この着眼は正しく、さらに一段踏み込む余地があります。
未経験の広報選考で採用担当が重視するのは、志望動機の説得力です。とくに、なぜこの会社かと、入社後に何を持ち込めるかを見ています。熱意そのものは前提であって、そこに会社ごとの具体策が伴うかどうかで評価が分かれます。
調べて感想を述べるだけで終わる応募者は少なくありません。差がつくのは、調べた内容を成果物に変換できるかどうかです。おすすめは、応募先を想定した模擬プレスリリースを1本、面接に持参する方法。仮の新サービスや調査結果を題材に、ニュースの切り口を1つ決め、利用者数や作業の削減率といった具体的な数値を根拠として1つ盛り込んでみてください。
さらに、取材されたときの想定問答を自分で書き添えると、事実確認の姿勢まで伝わります。効果をどう測るかも一言あると印象が変わるでしょう。掲載件数やSNSの反応、サイトの閲覧数など、追う指標を面接で言えると、入社後の働き方を採用側が想像しやすくなります。前職で数字やデータを正確に扱った経験があれば、それも広報に活きる強みとして語れます。
まとめ
未経験の広報転職では、受け皿になりやすい少人数ベンチャーを狙い、企業リサーチを模擬プレスリリースなどの成果物まで仕上げると、採用に近づきます。ご本人が年収の変化以上に手応えを感じられたのは、この会社だからという理由を用意して臨んだからでしょう。気になる仕事があれば、まずは1社を深く調べるところから始めてみてください。
