| 性別 | 女性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 28歳 |
| 最終学歴 | 中学校卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 5〜10年 |
| 転職経路 | 転職エージェント |
| 利用した転職サービス | プレックスジョブ |
| 応募社数 | 2〜3社 |
| 転職活動の期間 | 1〜3か月 |
| 転職した年 | 2025年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 4(満足) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前建築・プラント・不動産 | 転職後メーカー(素材・化学・食品・化粧品など) |
| 職種 | 転職前建築・土木・設備 | 転職後営業 |
| 年収 | 転職前500〜600万円 | 転職後400〜500万円 |
| 雇用形態 | 転職前正社員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
転職しようと思った理由
私は2019年4月から6年勤めた会社を、2024年11月に辞める決心をしました。そして2025年1月から3月までの期間、転職エージェントを活用して転職活動をしていました。
転職を決めた理由は、大きく2つあります。1つは未経験の職種に挑戦したかったこと。もう1つは、全国転勤に納得がいかなかったことです。
興味のあった業種と、エージェントへの要望
最初に興味があったのは配送業でした。運転が好きで、自分が持っている免許内でできる仕事であれば良いと思っていたからです。当初は配送業であれば、仕事内容に特にこだわってはいませんでした。
自分の興味のある業種をメインに取り扱うプレックスジョブというエージェントに登録し、担当者に要望を伝えました。伝えた要望は主に、勤務地・勤務体系についてです。
勤務地については、前職で転勤を3回経験しており、手続きや引っ越しが大変だったため、転勤はないほうが良いと伝えました。勤務体系については、前職で夜勤を経験して体力的に厳しいと感じていたので、日勤を希望しました。
ところが、日勤にこだわると紹介できる企業が減ってしまうと言われました。そこで紹介されたのが、ルート配送(営業あり)の企業であるA社とB社です。
最初は配送業を希望していましたが、日勤を優先した結果、最終的にはルート営業を希望することにしました。営業スキルは一生役に立つと思ったことも、変更の理由です。
転職先の探し方について
担当者に要望(給与や勤務体系、勤務地など)を伝えた後、希望に合う求人を5〜10件ほど紹介してもらいました。紹介の件数は、エージェントや担当者によって異なります。
応募する前には、エージェントの担当者に履歴書と職務経歴書を添削してもらいました。この点で、エージェントを利用して良かったと感じました。
紹介していただいた8社の中から、最も気になったA社とB社に応募しました。
A社とB社が気になった理由
どちらも職種がルート営業で、新規開拓営業ではなかったためです。営業未経験の自分にとって、取り組みやすいと思いました。
また、全国転勤はないとのことで、自分の要望通りだったことも決め手になりました。
転職活動中の動き方
1月に転職エージェントに登録し、担当者とやり取りをしながら、1月中に書類をエージェント経由で送りました。あとは結果を待つ流れです。
書類審査を通過した後、2月に1次面接がありました。A社もB社も、面接はWeb上で行われました。
A社は終始和やかな面接で、手ごたえがありました。一方B社は、希望している勤務地を伝えたところ、そのエリアは現在募集していないと言われ、そのまま面接が終わりました。そのときはB社に落ちたと思い、少し落ち込みました。
面接は別日でしたが、2社とも翌日にエージェントの方から1次面接通過の連絡がありました。B社は諦めてA社の最終面接の対策を練っていたところだったので、B社も通過したと連絡がきたときは、とても喜びました。
3月に最終面接を行いました。A社は本社の偉い方々が終始和やかに面接をしてくださり、リラックスして臨むことができました。
B社の最終面接は、希望していた勤務地(営業所)で行っていただきました。営業所の責任者とエリアの責任者の方々による面接でしたが、ちょうど人が足りていなかったようで、運よく希望していた勤務地に内定をいただくことができました。
選考フローと面接対策
選考は、書類審査・適性検査・1次面接・最終面接という流れで、2社とも同じでした。事前にネット上で面接内容の傾向を調べて対策をしており、無事に両社から内定をいただきました。
結果として、最終面接の雰囲気が良いと感じたB社に入社することにしました。
実際に聞かれた面接内容
A社の一次面接では、志望動機、自己紹介、同業他社の選考は受けているか、なぜ前職を辞めようと思っているのか、勤務地の希望、祝日は休みではないが問題ないか、などを聞かれました。最終面接では、将来どの職種でキャリアアップをしたいか、前職で仕事をする上で心がけていること、事故を起こしたことはあるか、事故に対する考え、周囲の人からどういう人間だとよく言われるか、などを聞かれました。
B社の一次面接では、志望動機、なぜ前職を辞めようと思っているのか、既婚か、飛び込み営業に対して抵抗はないか、事故を起こしたことはあるか、などを聞かれました。最終面接では、営業未経験なのになぜ営業職を志望したのか、男性が多い職場に抵抗はないか、力作業に抵抗はないか、年収が下がっても問題ないか、などを聞かれました。
具体的に行った対策
適性検査は、簡単な一般常識や算数などの問題が出されました。これに備えて、事前にSPI試験の問題を解いていました。
面接対策としては、転職会議の口コミを見て、聞かれた内容を一通りピックアップしました。それをノートに回答として書き出し、頭に入れておきました。なお、エージェントの担当者との面接練習は特に行いませんでした。
年収や待遇について、前職との比較

前職と比較して、年収は100万円ほどダウンしました。ただ待遇面では、残業時間が60時間から10時間ほどに減り、土日休みになったため、ワークライフバランスが整いました。
全国転勤がなくなったことで、気持ち的にも楽になりました。年収は下がりましたが、営業職なので、自分の頑張り次第で毎月の給与をアップさせることができます。
B社に転職した結果と感想
残業時間が減り、休日も増えたので、前職と比較して年収以外は良かったと思います。ただ、これは私自身の話ですが、営業職なので休みの日もノルマのことが頭から離れず、休日も休まる気がしませんでした。
ルート営業なので、新規開拓営業と比べればノルマは厳しくありません。それでも毎月ノルマがリセットされ、新規を獲得していかなければならないため、常にプレッシャーを感じています。とはいえ、営業スキルを磨くために、日々努力をしている最中です。
私は希望していた職種に就くことができたため、転職して良かったと思っています。
転職エージェントは無料で手厚いサポートが受けられます。ぜひ活用したほうが良いと思います。

この体験談からわかること
この体験談は、建築の業界で5年から10年働いた28歳の女性が、メーカーの営業へ移った記録です。もともとは配送業を志望していたご本人が、条件を軸に職種を切りかえていく過程が見どころになります。
年収は下がりましたが、残業が減り、休日も増えました。異業種かつ異職種への転職を考えている方や、条件をどう優先するかで迷っている方には、参考になる内容です。
ルート営業は、楽な営業なのか?未経験で選ぶ前に知っておきたいこと
ご本人は、新規開拓ではなくルート営業だから参入しやすいと考え、この職種を選びました。実際、ルート営業は営業未経験からの入口として選ばれやすい仕事です。ただし、楽な営業という理解だけで飛び込むと、入社後に思っていた仕事と違うと感じやすいので、実像を押さえておく価値があります。
ルート営業は、すでに取引のある顧客を定期的に回る仕事です。新規の飛び込みやテレアポは基本的にありません。契約更新や追加の提案、使っている商品のアフターフォローが中心になります。関係のできた相手が起点なので契約に結びつきやすく、ノルマも新規開拓ほど重くない場合が多いのが特徴です。
一方で、大変さの種類が違うだけで、プレッシャーがなくなるわけではありません。給与水準は新規開拓より低めに設定されることがあります。成果が数字で目立ちにくく、達成感を感じづらいという声もあります。ご本人が毎月ノルマがリセットされる感覚を書いていたように、既存の取引を守りながら数字を積み続ける独特の緊張感があります。
だからこそ、未経験でルート営業を選ぶなら、必要な力を先に知っておくと後悔しにくくなります。求められるのは、顧客の要望を引き出す聞く力、信頼を保つ丁寧なやり取り、そして顧客と自社の利益を両立させるバランス感覚です。派手さより、地道に関係を続けられる人が力を発揮しやすい仕事です。
適性検査と面接、事前準備でどこまで差がつくか
ご本人は選考でSPIを受け、事前に問題を解いて備えたと書いています。SPIは多くの企業が使う適性検査で、言語と非言語の能力検査に、性格検査が組み合わさる形が基本です。中途採用では、書類選考を通過した後、一次面接の前に実施されることが多くあります。
能力検査は、短期間の詰め込みで大きく伸びる種類のものではありません。それでも、どんな問題が出るかを知らずに臨むと、本番で焦ってしまいます。ご本人のように例題を一通り解き、出題の形に慣れておくことが有効です。
一方で性格検査は、対策の考え方が違います。同じ特性を、表現を変えて何度も質問する作りになっているためです。よく見せようと取り繕うと、面接での受け答えと食い違ったり、入社後にミスマッチが起きたりします。ここは直感で正直に答えるのが結局は近道です。
適性検査はあくまで選考の補助です。企業が中途で重視するのは経験や人柄、意欲です。検査対策に神経を使いすぎず、面接での回答準備や自己分析に時間を割く方が、合否には効いてきます。
まとめ
この体験談は、配送業から営業へと希望を切りかえ、ルート営業として新しい一歩を踏み出した女性の記録です。ルート営業は未経験でも入りやすい反面、関係を守り続ける独特の緊張感があります。
仕事の中身をよく知ってから選ぶこと、そして適性検査の対策より面接と自己分析に力を入れること。この2つを意識しておくと、自分に合う転職先を選びやすくなります。
