| 性別 | 女性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 36歳 |
| 最終学歴 | 大学卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 1〜3年 |
| 転職経路 | 転職エージェント |
| 利用した転職サービス | duda、green、type女の転職 |
| 応募社数 | 7〜10社 |
| 転職活動の期間 | 3〜6か月 |
| 転職した年 | 2020年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 4(満足) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前IT・通信 | 転職後IT・通信 |
| 職種 | 転職前クリエイティブ(デザイナー・編集・映像など) | 転職後クリエイティブ(デザイナー・編集・映像など) |
| 年収 | 転職前200〜300万円 | 転職後500〜600万円 |
| 雇用形態 | 転職前正社員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
ワーママ、Webデザイナーから転職へ
私は現在40代のワーキングマザーです。第一子の出産時に一度仕事を辞め、子供が1歳になるタイミングでWebデザイナーの勉強をして、また働き始めました。その後、働きながら第二子、第三子を出産し、仕事に復帰しました。
これは、家庭と仕事の両立に悩み、転職した私の体験談です。
両立で選んだ前職への違和感
前職はSaaS企業で、自社のコーポレートサイトやサービスサイトの制作・運用を担当していました。それに加えて海外企業の楽天出店代行業務も任されており、ショップページやバナー作成に追われる毎日でした。忙しい会社ではありましたが、正直に言うと、その会社を選んだ一番の決め手は家から近いことでした。
当時は第二子、第三子がまだ小さく、保育園からの呼び出しが頻繁にありました。いわゆる保育園の洗礼に、何度もぶつかった時期です。歯を食いしばりながら、なんとか仕事を続けていました。
その後、第一子が小学校に上がると、今度は学童の預け先や下校後の対応など、いわゆる小一の壁にも直面しました。通勤に時間をかけられる状況ではなくなっていたため、家から近い前職を選ぶことになったのです。
ただ、働き続けるうちに、給料がほとんど上がらないことに違和感を持つようになりました。評価制度もあいまいで、自分の仕事がどう見られているのか分からないまま、目の前の業務をこなす日々が続いていました。子供の体調不良で休みをいただくこともあり、このまま働いていても状況はあまり変わらないだろうと感じ、転職を考えるようになりました。
dodaとtypeを併用した転職活動
転職サイトはdoda、green、type女の転職の3つに登録し、エージェントはdodaとtypeを併用しました。活動期間はおよそ3〜4ヶ月、応募したのは10社、面接まで進んだのは3社でした。エージェントを利用した方が、転職サイトを使うよりも進みが早いように感じました。
印象に残っているのは、応募先を選ぶ際にエージェントの担当者から言われた言葉です。「Webデザイナーとしてのスキルはあるけれど、これから求められるのはUI/UXの視点です」と。それまで自分では「デザインができる人」くらいの認識しかありませんでした。その一言が、自分のスキルをどう伸ばしていくかを具体的に考えるきっかけになりました。
dodaのエージェントは数回連絡が来た後、途切れてしまいました。一方、typeのエージェントさんは職務経歴書のブラッシュアップなど応募書類も添削してくださり、手厚いサポートでした。
UI/UXデザイナー職の面接
そんなtypeのエージェントさんに紹介されたのが、現在勤めている勤怠管理システムを扱うSaaS企業です。業種としては前職とは異なりますが、Webデザイナーから一歩進んで、経営層とも関わりながらプロダクトの意思決定に関われるUI/UXデザイナーというポジションに惹かれました。自社サービスの内容にも興味を持てたので、応募を決めました。
面接はオンラインで、全体的に和やかな雰囲気で進みました。前職での楽天出店代行の経験について、「ユーザー視点で導線を考えた経験はありますか」と聞かれ、答えに詰まった場面がありました。バナーやページ制作はしていても、データに基づいた改善提案までは踏み込めていなかったからです。
そのときは「これから学びたい分野です」と正直に答えました。それでも、結果的に内定をいただくことができました。

年収倍増とハイブリッド勤務
待遇面では、年収は200万円台から倍以上になり、ボーナスの額も前職からかなり上がりました。ただ、勤務地が遠くなり、通勤時間は30分から1時間半に伸びました。
コロナ禍で一時期リモートワークができていた時期もありましたが、最近は出社回帰の流れもあり、現在はハイブリッド勤務という形に落ち着いています。子どもも成長し、保育園の頃ほど手がかからなくなりました。通勤時間が延びた負担はありますが、今の待遇と仕事内容には満足しています。ただ、全出社必須になったら思うところはあるかもしれません。
FigmaとAI活用で広がる仕事
現在は、勤怠管理システムのUI/UXデザインや画面設計、Figmaでのプロトタイプ作成に取り組んでいます。それに加えて、AIを活用した業務改革にも携わるようになりました。前職では触れる機会のなかった領域で、試行錯誤しながら進めている段階です。これまでの作るだけの仕事とは違うやりがいを感じています。
経営層には古い考えの方もいて、こちらから細かく確認していかないと、決まるものも決まりません。おかげでディレクション能力もついたように感じます。仕事を通じて、自分自身がスキルアップしていると実感しています。
年齢を理由に諦めなくていい
これから転職を考えている方に伝えたいのは、年齢を理由に諦めなくてもいいということです。子育てとの両立を考えながらのキャリアチェンジは、簡単ではありませんでした。それでも、自分のスキルを客観的に見てくれる第三者、つまりエージェントの意見を聞けたことは大きかったです。
自分でも気づいていなかった強みや足りない部分を言語化してもらえたことが、結果的に良い転職につながったと思います。通勤時間が延びるなど、良いことばかりではありません。それでも総合的には、転職して良かったと感じています。


WebデザイナーからUI/UXへ、年収も倍になった30代ワーママの転職
これは30代後半の女性が、Webデザイナーから勤怠管理システムを扱うSaaS企業のUI/UXデザイナーへ移った体験談です。子育てとの両立を軸に会社を選んできたご本人が、評価や給料への違和感をきっかけに転職を決めました。転職前より年収が上がり、満足度も高い内容になっています。
同じ職種で長く働き、次のステップに迷っている方の参考になります。制作の仕事から一歩踏み込みたい人にとって、ヒントの多い体験談です。
制作の実績を、UI/UX面接で通じる「成果」に翻訳する
ご本人は面接で、ユーザー視点で導線を考えた経験を問われ、答えに詰まりました。バナーやページは作ってきたのに、ユーザーの動きを意識して設計するところまでは踏み込めていなかったからです。ここは同じ経歴の人がつまずきやすい場面です。
UI/UXデザイナーの面接では、作ったものの見映えより、どんな狙いで導線を設計したかが問われます。同じ制作実績でも、伝え方を変えれば評価は変わります。たとえば楽天のショップページなら、どのボタンをどこに置き、なぜその位置にしたのかまで話すと、導線を考えた経験として伝わります。
特別なデータがなくても諦める必要はありません。当時の狙いと、自分がなぜその配置を選んだかを言葉にするだけでも印象は変わります。作ったときの意図を1件ずつ振り返り、面接前に整理しておくとよいでしょう。
作品を並べるだけで終わらせない、ポートフォリオと面接の準備
UI/UXの選考で見られるのは、大きく3つです。関わったプロダクトと成果、そこに至った思考の根拠、そしてチームでの動き方。この3点を意識すると、制作中心の経歴でも十分に評価されます。
ポートフォリオは作品集ではなく、考え方を示す資料として組み立ててください。1つの案件を、概要、課題、やったこと、結果、学びの順に並べると流れが伝わります。採用側が1案件を見る時間は数分ほどなので、要点を先に置くのが基本です。
面接で経験を話すときは、状況と自分の行動、結果をセットにし、そこになぜその判断をしたかという意図を必ず足します。この意図の部分が、単なる作業者ではなく設計できる人だという印象につながります。数値の成果があれば添え、なければその後どう改善したかを語れば十分です。
もう1つ大切なのが逆質問です。デザイナーの評価制度や、成果をどう測っているかを尋ねると、入社後の評価の物差しが事前にわかります。ご本人が前職で感じた評価のあいまいさを繰り返さないためにも、確認しておく価値があります。
まとめ
子育てと両立しながら、Webデザイナーから一歩進んだUI/UXデザイナーへ移り、年収も上がった現在40代女性の体験談でした。制作中心の経歴でUI/UXデザイナーを目指すなら、これまでの実績を、なぜそう作ったかまで語れるように整理しておくことが選考での強みになります。
