| 性別 | 男性 |
|---|---|
| 転職時の年齢 | 25歳 |
| 最終学歴 | 大学卒業 |
| 転職前の勤続年数 | 3〜5年 |
| 転職経路 | 転職エージェント |
| 利用した転職サービス | ミドルの転職 |
| 応募社数 | 2〜3社 |
| 転職活動の期間 | 1〜3か月 |
| 転職した年 | 2023年 |
| 総合満足度 | ★★★★★ 5(とても満足) |
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 業種 | 転職前医薬品・医療機器・医療系サービス | 転職後医薬品・医療機器・医療系サービス |
| 職種 | 転職前医療・看護・福祉・介護 | 転職後医療・看護・福祉・介護 |
| 年収 | 転職前400〜500万円 | 転職後400〜500万円 |
| 雇用形態 | 転職前正社員 | 転職後正社員 |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
看護師を辞めたかった理由
看護師として働いていた頃、私はずっと「このままでいいのか」という感覚を抱えていました。きっかけは一つではなく、いくつかの要因が重なっていたと思います。
夜勤と気を使う人間関係
まず一番大きかったのは夜勤の負担です。夜勤が多く、生活リズムが崩れがちで、体力的にきついと感じる日々が続いていました。
それに加えて、私が配属された病棟では自分が初めての男性看護師でした。看護師という職業自体が女性の多い環境であるのはもちろんですが、その中でもより女性色の強い職場だったこともあり、人間関係に気を使う場面が多くありました。悪いことばかりではなかったのですが、日々の小さな気疲れが積み重なっていく感覚がありました。
高くない日給と自分のペースで働きたい気持ち
もう一つ、看護師は世間的に高給というイメージを持たれがちです。しかし実際は夜勤手当があってこその金額で、日勤だけだと決して高くはないということに、働きながら気づいていきました。
加えて、私はもともと「勤務地や出社時間に縛られず、自分のペースで働ける仕事がしたい」という思いを持っていました。デスクワークをしながら、時には出張もあるような、場所に縛られない働き方に憧れがありました。これらが重なって、転職を考え始めたのが2023年の7月頃です。
ミドルの転職で方向転換
転職活動は、エン株式会社が運営するミドルの転職という転職エージェントを利用して進めました。私は保健師の資格も持っており、当初は産業保健師として働きたいという希望がありました。
しかし、未経験からいきなり産業保健師になるのは狭き門で、自分が希望する地域には求人自体がほとんどありませんでした。その状況をエージェントに相談したところ、「看護師から産業保健師へ直接進むよりも、一度企業での経験を積んでからの方が現実的なルートになりやすい」というアドバイスをもらいました。
臨床開発モニターへの応募
そこで方向性を変え、内資系・外資系の臨床開発モニターという職種で応募を進めることにしました。看護師としてカルテを読み慣れていたことや、患者さんの状態を正確に把握してきた臨床経験が活かせると聞き、これまでの経験を無駄にせず新しい分野に進めることに魅力を感じました。
結果的に応募したのは3社で、活動期間は2〜3ヶ月ほどでした。
面接で問われたキャリアの軸
面接では、看護師としての臨床経験をどう今後のキャリアに繋げていきたいかを深く聞かれる場面が多くありました。「自分の強みは何か」「今後どうしていきたいのか」を改めて言語化する機会になりました。
それまで漠然としか考えていなかった自分のキャリアの軸が、面接を重ねる中で少しずつ明確になっていったのを覚えています。

転職後の年収と働き方の変化
年収については、正直なところ看護師時代とほぼ変わりませんでした。ただ、夜勤手当がなくなった分を差し引いて考えると、日勤だけでの収入としては実質的に上がったような感覚があり、率直に悪くないと感じました。年収の数字だけを見れば劇的な変化ではありませんが、働き方全体で見ると納得のいく転職だったと思います。
現在はテレワークやフレックス出社、出張も含めた働き方をしており、まさに自分がしたかった働き方が実現できています。もともと決まった時間に出社することが苦手で、マイペースに仕事を進められる環境を求めていたので、その希望が叶った今の状況には満足しています。夜勤に振り回されることもなく、心身ともに落ち着いて働けているのは、転職して良かったと感じる大きな理由です。
臨床開発モニターの仕事内容
現在は臨床開発モニターとして働いております。仕事内容としては、製薬企業等から受託した治験について、医療機関への実施依頼から治験終了までを担当しています。
治験が適切な手順・基準に従って、安全かつスケジュール通りに進むよう、医師や医療スタッフと調整・管理を行っています。看護師時代に培った臨床の視点が、まさにこの調整業務で役立っていると実感します。
大切なのはエージェントとの相性
これから転職を考えている方に伝えたいのは、エージェントとの相性がとても大事だということです。私の場合、担当してくれたエージェントは求人を紹介するだけでなく、面接前には想定質問を一緒に洗い出して練習に付き合ってくれました。
私が「産業保健師になりたい」と話した時も、頭ごなしに否定せず、「今の市場でどう動けば実現に近づけるか」を一緒に考えてくれました。もし当時、自分一人で転職サイトを見ながら進めていたら、産業保健師の求人がないという壁にぶつかった時点で、方向性を見失っていたかもしれません。
転職は求人を探す作業だと思われがちですが、私にとっては「今の自分に何ができて、次に何を選べばいいか」を一緒に整理してくれる相手がいたことが、一番大きかったと感じています。これから転職を考えている方には、求人の数や条件だけでなく、誰と一緒に活動を進めるかにもぜひ目を向けてほしいです。

男性看護師が夜勤を抜けて臨床開発モニターへ転職、25歳の決断
夜勤の多い病棟で働いていた20代半ばの男性看護師が、企業の臨床開発モニター(CRA)へ転職した体験談です。年収はほとんど変わりませんでした。それでも満足度は最高評価です。
年収が変わらなくても、満足できる転職はあります。この記事では、その理由と、看護師の資格を持つ人が選べる転職ルートを紹介します。
産業保健師の求人がない時、遠回りが正解になる理由
ご本人は保健師の資格を持ち、最初は産業保健師を目指していました。ですが希望する地域に求人がほとんどなく、未経験からの直行は難しいと分かりました。そこで転職エージェントの担当者が勧めたのが、一度企業で働いてから戻るルートです。
産業保健師の求人は、そもそも数が少ない職種です。企業ごとに人数が限られ、欠員が出ないと募集も出ません。未経験可の枠となると、さらに少なくなります。
この壁にぶつかったとき、道は2つあります。枠が空くのを待ち続けるか、企業で働いた経験を先に作ってから再挑戦するかです。後者を選べば、次の応募で企業経験という強みが増えます。目標は変えず、たどり着く順番を入れ替える。これが、求人の少ない職種を狙うときの現実的な方法です。
看護師の資格を活かしてCRAに転職するコツ
臨床開発モニターは、治験が正しい手順で安全に進むよう、医療機関と調整する仕事です。ご本人がカルテを読み慣れていた点を評価されたように、この職種は看護師の経験と相性がよい仕事です。病気や治療の知識、副作用に気づく目、医師とやり取りする力が、そのまま強みになります。
狙うなら、まず年齢を意識してください。CRA未経験の採用は30歳前後までが目安で、20代後半が一番動きやすい時期です。25歳での挑戦は、その点でかなり有利でした。若いうちほど、未経験可の枠に入りやすくなります。
働き方も知っておくと安心です。CRAは週の半分ほどが内勤、残りが医療機関への訪問や出張になるのが一般的です。場所に縛られたくない人には向いていますが、担当エリアが広いと移動は増えます。応募前に担当する施設の範囲を確認しておくと、入社後のギャップを防げます。
まとめ
この転職は、年収は変わらなくても、夜勤のない働き方を手に入れた体験談です。求人の少ない職種は、目標を変えずに順番を入れ替えると道が開けます。看護師の資格を持つ20代なら、CRAは経験を活かせる有力な選択肢です。
